女子サッカーの「2024-25 SOMPO WEリーグ」で得失点差により惜しくも優勝を逃し、WEリーグ戦3季連続2位となったINAC神戸レオネッサ。シーズン終了後、早くも来季に向けての動きを見せています。
2024-25シーズン、チームの主力として奮闘し、WEリーグ戦2位に貢献したスペイン人3選手が、そろって1年で契約満了により退団することになりました。

FWカルロタ・スアレス選手(27)はWEリーグ戦で22試合出場13得点を記録し、得点王を獲得するとともにベストイレブンに選出。「親愛なるファン、サポーターの皆さん、私は胸に手を当て感謝し、これまでの人生で最も輝かしく、楽しかったステージに別れを告げます。入団当初から皆さんに温かく迎え入れてもらい、支えていただいていることを感じていました。目標を達成するべく、日々の練習、すべての試合で全力で取り組みました...残念ながら目標があと少しで達成できず申し訳ない気持ちがあります、ごめんなさい。本当にこれまでありがとうございました。皆さんのご多幸をお祈りいたします」。
MFパオラ・ソルデヴィラ選手(28)はWEリーグ戦22試合すべてに先発出場。中盤の要として君臨しました。「このステージに幕を閉じる時が来ました。私の人生の中で最も輝かしいもののひとつとなりました。リーグ戦2位、優勝まであと5得点だったこと、クラシエカップ優勝まであと半歩、皇后杯優勝まではあと一歩。これらタイトルはすべて「僅差」で残ってしまいました。しかし日々学んだこと、練習や試合で自分自身を高めようと努力したこと、そして毎日全力を尽くすことで得られる満足感は、私の中で満ちていました。だからすべてにおいて、私、また私たちは勝利したのです。この素晴らしい経験を与えてくれたすべての選手、ジョルディ、コーチングスタッフ、クラブスタッフ、そしてファンに感謝します」。
MFカルラ・モレラ選手(30)はWEリーグ戦19試合出場6得点をマークしています。「まず今シーズン、クラブが私に寄せてくれた信頼に対し感謝したいと思います。次に、試合ごとに私たちを応援し続け、疲れを知らないファンの皆さんに感謝したいと思います。私にとって神戸の街とその人々のためにプレーできたことは、本当に喜びでした。スタジアムに足を運び、応援しに来てくれたファン、サポーターに感謝します。皆さんが私たちの力となっていました。これからはINAC神戸レオネッサの新しいファンとして、遠くからチームを応援したいと思います。¡VAMOS INAC!」。
一方で、アルビレックス新潟レディースFW道上彩花選手(30)が完全移籍で加入することが23日、発表されました。2013年にINAC神戸でトップカテゴリーのキャリアを歩み始めた道上選手は、2018年以来、7季ぶりの復帰となります。
徳島県出身で、力強さが持ち味のストライカーである道上選手は、クラブを通じてコメントを発表。「この度INAC神戸レオネッサに加入することになりました道上彩花です。神戸の皆さん、ただいまです! 自分にとってサッカー選手のキャリアがスタートした思い入れのあるクラブ。強い覚悟を持ち戻ることを決断しました。再びこのユニフォームを着てプレーする機会をいただけたこと、本当にうれしく思います。それと同時に身の引き締まる思いです。神戸を出て約7年、この期間で培ってきたものを存分に発揮し、成長した姿をピッチ上で体現できるよう全力で努めていきます。INAC神戸レオネッサに関わる全ての皆さま、どうぞよろしくお願い致します!」と意気込みを述べています。






