相談内容は競技のことよりも、仕事やプライベートに関するものが多いそう。
「リーグ中になると土日が試合、月~金は仕事して全く休みがない状況に。だから長続きしないんですよね。選手にキャリアのことを聞いても『あと1、2年かな』っていう選手がすごく多くて……」と、大山さんはアスリートを取り巻く過酷な現実を実感しています。
そうした状況を踏まえたうえで、大山さんは今の仕事について「天職だと感じている」と話します。
「競技を終えた後の幸せな人生を歩めてるなって感じる。でもやっぱり、当時の苦しさが今の自分の糧になってるのをすごく感じるんですね」(大山さん)
一方で、次のような思いも大山さんは抱いています。
「私が経験した苦しさは、これからのアスリートや子供たちにはもう必要のないものだとは思ってます。『私にとっては良かった』というのは、勝つ人間の気持ちだけではなく、挫折した人達の気持ち理解できるということに繋がっているという意味。これは私の強みだと感じています」(大山さん)

※ラジオ関西『ハートフルサポーター』2025年5月12日放送回より





