【野生復帰したコウノトリが教える地域環境づくり】
国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰について、豊岡市の県立コウノトリの郷公園で学ぶ。日本では1971年に野生のコウノトリが絶滅。以降、県と豊岡市はロシアから譲り受けたコウノトリ(同種・野生の幼鳥6羽)の人工飼育や繁殖に力を注いだ。野生復帰の際の生育環境を考え、周辺地域一帯では、減農薬・無農薬農業などにも取り組んだ。2005年に、ケージで育ったコウノトリを初めて自然界に放ってからちょうど20年。「今、野外の個体数は400羽以上。これまでのできごとと、環境配慮の取り組みについて知ってもらいたい」。
また、尼崎万博P&R(パークアンドライド)駐車場近くの『ひょうご楽市楽座』(万博期間中の土日開催)で、但馬県民局は7月の第3・4週に出店する。期間中は、但馬で採れる食材を使ったハンバーガーや手作りパン、但馬どりのからあげ、日本酒などの店が並ぶ予定。また、豊岡市が演劇を核としたまちづくりを進めていることから、日本を代表するパフォーマーが集まる。19・20日は、人が彫像や人形になりきり、まるで本物のように見える「スタチューパフォーマンス」、26・27日には、パントマイムやサーカスなどの大道芸で来場者を楽しませる。(なお、『ひょうご楽市楽座』だけを楽しみたい方には無料駐車場や阪神尼崎駅からの無料直行バスも用意されている。)
但馬地域では基幹道路の整備が進み、神戸から豊岡まで車で2時間強、姫路から1時間半ほど。上田県民局長は「但馬といえば、スキーや温泉、カニなど、冬のイメージがあるかもしれないが、夏は海や山でのアクティビティが豊富。白いか、岩がき、但馬牛、出石そばをはじめ、美味しいものもたくさん。ぜひ、夏も但馬へ足を運んでほしい」と呼びかけた。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年5月21日放送回より




