バレーボール女子の元日本代表セッター・竹下佳江さんが、自身がパーソナリティーをつとめるラジオ番組で、ヴィクトリーナ姫路のスタッフとして活躍する後輩を労いました。
ラジオ関西『竹下佳江のいいな117ヴィクトリーナ』5月19日放送回に電話でゲスト出演したのは、ヴィクトリーナ姫路の元選手・坊野明里さんです。
滋賀県草津市出身で、金蘭会高校時代には春高バレー優勝も経験したセッターは、ヴィクトリーナの育成チームを経て、2021年秋にトップチームに昇格。3シーズンにわたってVリーグで活躍後、2023-24シーズンをもって現役を引退。その後はクラブスタッフとなり、アカデミー事業部に所属。育成年代の指導や、中学生を対象にしたバレーボール教室などを担当しています。

「親の影響で好きになり、『バレーボールをしたいな』というところから、選手になった」という坊野さん。「(引退後の)今でも大好きなので、(バレーボールに)携われて、とても楽しい。(プレーを始めた)当時の私のような子どもたちに教える側として日々動いている」と、裏方に回っても充実した日々を送っているようです。
ヴィクトリーナのエグゼクティブアドバイザーであり、バレーボール教室で技術指導に携わるなど、坊野さんの仕事ぶりを見てきた竹下さんは、「彼女は “何でも屋”。本当にいろいろと積極的にたくさん動いてくれている」と称えます。
特に、育成組織の指導について、「小さい頃からバレーに触れている子のほうが、基礎ができあがっているというのが、個人的なイメージ。その頃からプロの指導者に教えてもらうのはかなり貴重。そのことからも、アカデミー事業部は重要だと思う」と、竹下さんは坊野さんたちスタッフにかかるタスクの大きさを説明。
坊野さんは、「U-12(小学生年代)では、まずはボールに慣れることから初めて、すべての基礎となるレシーブを受ける態勢・形をしっかりと覚えてもらうことから、徐々に自分の形を見つけてもらっている」と、その取り組みの一端を明かしていました。
現役時代からファンに「ぼうちゃん」と呼ばれ、親しまれてきた坊野さん。トップチームの試合をサポートすることもあるそうで、「もしホームゲームでスタッフの中に私を見つけたときは『ぼうちゃん!』と声をかけてくださいね! 喜びますので」と元気に述べていました。





