世界には“給料日が月2回”の国がある!どこ? 月イチにできない理由は「浪費家多すぎるため」と識者 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

世界には“給料日が月2回”の国がある!どこ? 月イチにできない理由は「浪費家多すぎるため」と識者

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「一般の会社員においても年俸制が主流なので、月給ベースではなく年俸額を基準に毎給料日の支給額が計算されます。そのため『月給の半分』というような考え方ではなく『年俸を24(または26)で割った額』といった考え方をします」(竹内さん)

 例えば、月給が30万円だった場合は「その半額である15万円が2回支払われる」ということではなく、年俸が360万円と考え「2回の給料日にその1/24にあたる15万が支給される」という考え方です。

カナダは年俸制がスタンダード(イメージ)

 この給与体系のメリットについて聞くと、「カナダでは『お金があるとすぐに使ってしまう』という性質を抱えている人が比較的多いとされています。そのためこのシステムは家計のやりくりをより円滑にするため役立っているという側面もあります。月イチだと給料日前に『お金がない!』という状況が頻発し、各種支払いが滞って破綻するのが容易に想像できます」と竹内さんは回答。

カナダ人は金遣いが荒い?

 企業側としては給与計算や事務処理の頻度が増えるため、管理面での負担が若干増す可能性は考えられます。ただ現在ではすでにこの支給サイクルが一般化しているため、それほど大きな問題とは見なされていないようです。

 現在ではアメリカを含む北米地域でも一般的なものとして定着しており、カナダ在住の日本人もこの制度をポジティブに捉えているのだとか。給料日が頻繁に訪れることは「モチベーション向上にも繋がっているようです」と竹内さんは分析しています。

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「月に1回」がスタンダードである日本国内の労働者は、カナダの給与システムをどのように感じるのでしょうか?

(取材・文=つちだ四郎)

給料日が月2回、あなたはどう思いますか?(イメージ)

【取材協力】カナダでちゃんとお金の話
HP
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