サッカー・J1のヴィッセル神戸は10日、DF本山遥選手(26)がファジアーノ岡山へ期限付き移籍することに決まったと発表しました。期限付き移籍期間は、2025シーズン終了まで。なお、本山遥選手は契約により2025シーズン、ヴィッセルと対戦する全ての公式戦に出場することができないとのことです。

兵庫県西宮市出身の本山選手は、中高時代をヴィッセルの育成組織で過ごし、関西学院大学を経て、2022年から当時J2の岡山でプロ入り。2024年までの3シーズンでJ2通算97試合出場3得点を記録し、昨シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝では殊勲のゴールを決めて、岡山の初のJ1昇格に大きく貢献しました。
今シーズンからは、かつて育った港町に帰還し、念願のクリムゾンレッドのユニフォームに袖を通した本山選手。持ち味とするマルチロールな活躍が期待されましたが、ここまでJ1リーグ戦で出場機会はなし。公式戦の出場は開幕直前のスーパーカップ(2/8)と、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25での上海申花とのアウェイ戦(2/16)の2試合のみにとどまっていました。
本山選手はヴィッセルのクラブを通じてコメントを発表。「この度、期限付き移籍をすることに決めました。このチームで活躍することを思い描いて加入しましたが、全くうまくいかず、悔しい思いでいっぱいです。このタイミングで決断していいのか、かなり悩みましたが、選手としてもっと成長できるように頑張ってきます」と思いを述べています。
また、岡山のクラブを通じては、「もう一度岡山で闘えるチャンスをいただいたことにとても感謝しています! 今まで以上に岡山のために全力を尽くして精一杯頑張ります! よろしくお願いします」と意気込みを示していました。
今回の移籍の一報を受けて、ヴィッセルサポーターからは「色んな思いがあるやろうけど 更なる成長を」「絶対に帰ってきてよ!!!」「慣れ親しんだ環境で見返してほしい」など、激励のメッセージも。また、岡山サポーターからは「おかえりなさい!」「また一緒に戦えるの嬉しい!」「岡山でまた輝きを放ってくれ!」という復帰を歓迎する声が多く寄せられていました。
【期限付き移籍のお知らせ】
DF本山遥選手がファジアーノ岡山へ期限付き移籍することに決まりました。
🗣本山選手コメント:… pic.twitter.com/nWnEIYiRtq
— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) June 10, 2025





