先日、音楽ライブに行ったところ、ウクレレシンガーが今シーズンの阪神タイガースを応援する意味も込めて『六甲おろし』を奏でてはりました。
タイガースファンであり南国好きでもある私は、「ハワイアンテイストの六甲おろし、ええなあ〜」と思いながら聴いていたんです。
ふと弾いてはるウクレレに目をやりますと、白地に黒のストライプというタイガースのユニフォーム風の柄に、タイガースの球団ロゴが入っているではありませんか。

「こんなウクレレがあるんや〜」と驚きつつ、ライブが終わってからウクレレを見せてもらったところ、ちゃんとタイガース承認のステッカーが貼られていました。

カバンをはじめとした身につけるもんなど、いろいろなタイガースグッズがあり、ファンやったらそろえたいという気持ちもわかりますが、楽器ですよ。「ウクレレを弾く人でタイガースファンという人はかなり限られてくるんちゃうか?」と思ったわけです。
このウクレレを作ったのは、楽器メーカー「Aria」(荒井貿易株式会社)さん。なんと、Ariaさんの本社は愛知県にあるんです。
「(愛知県は)中日ドラゴンズの本拠地やのに、阪神タイガースってどうなん!?」と思い、話を聞いてみました。
じつは、このウクレレは、2003年にタイガースが18年ぶりにリーグ優勝したことを記念して作られた限定商品なのだそう。現在、スタッフさんのほとんどがドラゴンズファンなのですが、2003年当時、熱狂的なタイガースファンがいたためにかなり盛り上がり、ウクレレを作ろうということになったといいます。

「でも、こんなんタイガースファンしか喜べへんのちゃいますのん? しかも楽器ですやん。実際に売れたんですか?」と尋ねてみました。






