フィギュアスケート女子で、2022年北京五輪銅メダルの坂本花織選手(25)(シスメックス)が20日、ミラノ・コルティナ五輪が行われる来季限りで現役を引退することを明らかにした。坂本選手は「(来年)26歳になる年で、いったん区切りをつけようかと」「めっちゃスパッと決めた」などと話した。

同日は神戸市中央区に開場した通年型アイススケートリンク「Sysmex Kobe Ice Campus(シスメックス神戸アイスキャンパス)」のオープニングセレモニーが行われ、坂本選手も参加。その後の囲み取材で引退を表明した。
坂本選手は「自分の競技人生は1年を切っているという感じ。中途半端に2、3年やるより、良い区切りになる。次に4年後を目指すと29歳になるから不可能かなと。26歳になる年で、いったん区切りをつけようかと思う」と語った。引退をいつ決めたのかという質問には、「去年のシーズンで固めていた」と明かし、「めっちゃスパッと決めました」と笑顔を見せた。

セカンドキャリアでインストラクターを目指しているとし、「教えていくためにも自分自身が成績を上げて注目を集めて、神戸から世界に羽ばたく選手をさらに出していきたい。まず、現役の間にやれるだけのことをやって、自分にもいい流れができるようにしていきたい」と熱く語った。
坂本選手は神戸市出身。2022年北京五輪で銅メダルを獲得し、世界選手権は2024年まで3連覇を達成した。


