神戸どうぶつ王国は、25日、海外から新たに迎え入れたハシビロコウのペアについて、6月30日(月)から一般公開すると発表しました。
神戸どうぶつ王国によると、2羽の若いハシビロコウは、アフリカ・コンゴ民主共和国からやってきたもので、名前は雄が「サカラ」、雌は「クラル」に決定。現在展示しているハシビロコウの「ボンゴ」と「マリンバ」が民族楽器にちなんで名付けられた経緯もあり、アフリカの民族楽器から命名したそうです。


その「サカラ」と「クラル」は当面の間、ハシビロコウ生態園 Bigbill「MABAMBA CAMP-マバンバキャンプ―」にて、午前と午後の雌雄交代での展示になるとのことです。


神戸どうぶつ王国は、絶滅の危機に瀕する希少な鳥類であるハシビロコウ繁殖に向けた取り組みを続けていますが、現在のペア(ボンゴとマリンバ)の相性が悪いという課題に直面。今回新たに迎え入れたペアへの期待は大きく、「アジア初のハシビロコウの繁殖成功に向けた重要な契機になる」「愛らしい雛の姿を見ることができる日を目指して、これからも誠実に、着実に歩みを進めてまいります」とコメント。


そのうえで、「ハシビロコウの保全に対する関心を高め、神戸どうぶつ王国の取り組みへの理解を深めていただくきっかけになればうれしく思います。ぜひこの機会に、未来を担う若いハシビロコウたちに会いに来てください」と呼びかけていました。



