カーディーラーの商談スペースやカフェが自習室に!神戸市は、民間施設を利用した中高生向けの「まちなか自習室」を7月1日(火)からオープンする。市内に在住・在学している中高生が対象で、利用は無料。事前にスマートフォンなどから専用ウェブサイトで登録、申し込む。
同市ではこれまでも図書館や市の関連施設などに自習スポットがあったが、昨年実施された市内の小中高生向けアンケートで、高校生の自由記述392件のうち28件が自習室に関する意見だったことなどから、自習スポットのさらなる拡充を計画。防犯面を考慮して見通しが良く、子どもたちが入りやすい雰囲気のテーブルと椅子がある民間施設に協力を呼び掛けた。市は施設側に一定の協力金を支払う。呼び掛けに応じた施設側と調整、市内39か所で「まちなか自習室」を開設することが決まった。市によると、政令指定都市でこうした取り組みはほかに例がないとみられるという。
市が手掛ける自習スポットはこれまで25か所1300席だったが、1日からは総計64か所1585席となる。席を提供する施設はカーディーラーやカフェ、ショッピングセンターのフードコートなど。
神戸市の久元喜造市長は「私自身もそうだったが、中高生は外で勉強できる場所を探している」とし、今後、協力施設をさらに増やしていく方針を示した。問い合わせは神戸市「まちなか自習室」事務局078-380-8267。





