元民放アナ・子守康範氏、侮辱罪略式命令に不服、正式裁判申し立て 兵庫・告発文書関連投稿にコメント | ラジトピ ラジオ関西トピックス

元民放アナ・子守康範氏、侮辱罪略式命令に不服、正式裁判申し立て 兵庫・告発文書関連投稿にコメント

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 元民放アナウンサー・子守康範氏(64 以下、被告と表記)が自身のユーチューブで、斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題に関連する内容をX(旧ツイッター)に投稿した人物に対し、侮辱的な発言をしたとして、6月16日、侮辱罪で神戸区検に略式起訴され、神戸簡裁が同18日に過料9000円の略式命令を出した。

子守康範被告(左)と石森雄一郎弁護士〈2025年7月1日午後 神戸市中央区〉

 子守被告はこれを不服として、7月1日、神戸簡裁に申立てを行い、今後、正式裁判としての手続きに入る。

 起訴状などによると、斎藤元彦・兵庫県知事らに対する一連の告発文書問題に関連する書き込みをしたXの投稿者に対し、子守被告が1月18日、自身の動画投稿サイト・ユーチューブで侮辱するような発言をしたとされる(この日の動画は現在非公開)。

起訴事実を記した文書の一部 ※石森弁護士提供

 この人物の投稿内容は、今年(2025年)1月、阪神・淡路大震災30年追悼行事の行幸啓として天皇・皇后両陛下が特別機で神戸空港に到着された際、斎藤元彦・兵庫県知事が出迎えた場面を報じたテレビニュースの映像を切り取り、兵庫県の告発文書問題の背景として、「文書作成に県議が関わった」とする架空の会話を記したもの。

男性の投稿内容を示す石森弁護士

 子守被告はこれに対し、「(投稿者のハンドルネームを挙げて)Xアカウントがありまして炎上しております」「単なる頭おかしいヤツが書いてて」「薬打ってるような感じで」などと、相手の発言内容や心理状態を批判した。

 一方、投稿者は同年2月1日、名誉毀損容疑で兵庫県警に刑事告訴。神戸区検は侮辱罪で子守被告を略式起訴した。

 子守被告は同日、神戸市内で開いた会見で、「投稿内容は、震災被災者や兵庫県民の感情を逆なでしている。神戸簡裁の決定は、私の発言内容とその背景を考えると、受け入れられるものではない。自分が話したたことをきっかけに、捜査機関の判断で過料とされたが、これを認めてしまっては、『おかしいことは、おかしい』と言える言論の自由に反してしまう」と述べた。

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