サッカー・J1のヴィッセル神戸は4日、FW小松蓮選手(26)がブラウブリッツ秋田より完全移籍で加入することが決まったと発表しました。
東京都世田谷区出身、長野県育ちの小松選手は、松本山雅FCの育成組織を経て、一時、産業能率大に進学も、大学を中退して松本でプロ入り。その後、ツエーゲン金沢→レノファ山口FC→松本→秋田と渡り歩いてきた、身長183cmの万能型ストライカーです。
これまでJ2リーグ通算138試合出場26得点、J3リーグ通算64試合出場24得点という実績を残している小松選手。2023シーズン、松本在籍時にはJ3のベストイレブンと得点王(19得点)を獲得。翌年からJ2秋田に活躍の場を移して研鑽を積むと、今シーズンのJ2ではここまで21試合に出場し、リーグ得点ランキングトップタイの10得点をマークしています。
背番号が29に決まった小松選手は、ヴィッセルを通してコメントを発表。「この度、ヴィッセル神戸という素晴らしいクラブに加入することになり、とても嬉しく思っています。歴史あるクラブの一員として、毎日のトレーニングに全力でひたむきに取り組み、ゴールを量産し、リーグ3連覇や多くのタイトル獲得に貢献できるよう努力していきます。ファン・サポーターの皆さんとともに闘える日を楽しみにしています」と意気込みを述べています。
また、秋田のクラブを通じても、次のように長文で今の思いや秋田への感謝を述べています。
「この度、ヴィッセル神戸へ移籍することになりました。まずは、ブラウブリッツ秋田に関わるすべての皆さま。1年半という短い時間ではありましたが、いつも熱く温かい応援を本当にありがとうございました」
「秋田に来て、自分の力不足を痛感する日々からのスタートでした。もがき苦しみながらも、限界まで自分を追い込み、『チームのためにゴールを奪って勝たせたい』という一心で毎日を過ごしてきました。そんな中で徐々に光が見えはじめ、ゴールを量産できる手応えをつかんだとき、自分自身の成長を感じることができ、『秋田に来て本当によかった』と心から思うようになりました」
「その一方で、シーズン途中でチームを離れることになり、応援してくださっている皆さまには申し訳ない気持ちもあります。ただ、自分自身の夢や目標を達成するためには、このタイミングでの決断が必要であり、覚悟を持って今回の移籍を決めました。これからも、ひたむきに全力で、自分の武器を磨き続け、皆さまに多くのゴールを届けられるよう努力していきます」
「これまで本当にありがとうございました。そして、今後もブラウブリッツ秋田のさらなる躍進を、心から願っています」
移籍発表を受けて、SNSでは、ヴィッセルサポーターから「ようこそ神戸へ」「ガンガン点取ってください!」「得意のヘッドで得点量産期待しております」などの歓迎のメッセージが寄せられたほか、秋田サポーターからも「感謝しかないです。ほんとに頑張ってほしい!!!」「もっと大きくなって、日本を代表するFWになってほしいな」などエールが送られていました。





