デビュー10周年のシンガーソングライター・井上苑子 音楽とまっすぐに歩んだ軌跡を振り返る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

デビュー10周年のシンガーソングライター・井上苑子 音楽とまっすぐに歩んだ軌跡を振り返る

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 シンガーソングライターの川嶋あいさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西)に、デビュー10周年を迎えたシンガーソングライターの井上苑子さんがゲスト出演。これまでの音楽活動を振り返るとともに、リスナーへの思いを語りました。

シンガーソングライター・井上苑子さん(写真左)、番組パーソナリティーのシンガーソングライター・川嶋あいさん(同右)

 兵庫県神戸市出身の井上さんが音楽の道を志したきっかけは、母親がボイストレーナーだったこと。幼いころから、歌が身近にある環境で育ちました。

「母が教えているスクールには、週に1回、子どもがレッスンを受ける日がありました。そこに人数合わせで連れて行かれた日に、(いまの事務所の)社長に出会った。『目の前で歌ってみて』と言われて、躊躇(ちゅうちょ)せずに歌った」(井上さん)

 この出会いをきっかけに、小学5年生で事務所に所属。翌年には大阪でワンマンライブを行い、音楽活動が本格化しました。

 高校入学と同時に上京し、音楽活動に専念。当初はオリジナルソングを作ることが苦手で、「どうやって作るか、何を伝えたいかも分からなかった」と苦労を語りますが、作詞の楽しさに目覚めるきっかけとなったのは“ラブソング”だったといいます。

「恋とかは全然してなかったんですけど、ドラマとかを見るのが好きだったので『ラブソングを作りたい』と思って。そこから書くのが結構楽しくなってきた。自分も恋をしている気分になるというか、書いていると妄想がふくらんで、『こうだったらいいな』と思いながら書いていたことを覚えています」(井上さん)

 芸能コースのある高校に進学した井上さん。しかし、なかなかデビューできない時期もあり、「焦りや不安を抱えていた」と率直に明かします。

「小学校で(事務所に)入らせていただいてから、自分のことを過信している部分もあった。『いけるだろう』と思っていた部分がどんどんズタズタになって。自分はデビューもできていないし、『形にしないと』『もっともっと聴いていただかないとやばい』という焦りもあった」(井上さん)

 それでも、自分を信じて書き続け、歌い続けた結果、高校3年生の夏に念願のメジャーデビュー。そして今年、10周年を迎えました。

 2016年には、『オールナイトニッポン0』のパーソナリティーも経験。「自由にしゃべりたいようにしゃべらせていただいていた」と経験を振り返りながら、当時について以下のように思い出を語りました。

「ひたすら自分の話したいことを話して、リスナーさんからメッセージをいただいて、ツッコまれて。そういう関係性がラジオで生まれるのが楽しかった。未だにライブやリリースイベントとかでラジオネームを言ってくれる方がいて、『めっちゃメールくれてたよね。ありがとう』という話になったりもする。時間が経っても、ラジオをやっていたときに関係を築けた方とはずっとそのままでいられるような気がする」(井上さん)

 ラジオだからこそ伝わる人間味が、リスナーとの深い関係につながったことが印象に残っているようです。

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