「選挙はこれからを作る物語」 兵庫県庁で投票呼び掛ける啓発車の出発式 人気パーソナリティーら参加 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「選挙はこれからを作る物語」 兵庫県庁で投票呼び掛ける啓発車の出発式 人気パーソナリティーら参加

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 20日投開票の参院選に向け、有権者に投票を呼び掛ける啓発車の出発式が16日午前、兵庫県庁(神戸市中央区)で開かれた。

 2022年前回選の兵庫選挙区全体の投票率は51.6パーセント。このうち29歳以下は30パーセント台にとどまった。そのため兵庫県選挙管理委員会は今回、若年層の投票率向上を狙い、ラジオ関西(同区)の人気パーソナリティーや県立神戸高塚高校(神戸市西区)など4校の高校生らによる音声を制作。親しみやすい呼び掛けの声を流しながら啓発車が走り、道行く人に投票を促す。

投票を呼び掛ける啓発車の出発式。兵庫県マスコット「はばタン」から担当者に“啓発パネル”が手渡された(2025年7月16日午前、兵庫県庁)

啓発パネルは車のドアに貼られた

 出発式には音声を担当した、ロックバンド「ワタナベフラワー」のムサさんとパーソナリティーのいがらしあみさんが参加。ムサさんは「正直、これまで選挙について知らないことが多かった。今回携わったことで、人ごとではない自分たちのこれからを作る物語なんだと捉えることができた」とあいさつ。啓発車の担当者に向けて「若い人たちやおじいちゃんおばあちゃん、皆さんに投票してもらえるよう、暑い中ですが、情報発信してもらいたい」と力強く激励した。いがらしさんも「熱中症に気をつけて最後まで頑張ってください」と笑顔で応援の言葉を贈った。

ロックバンド「ワタナベフラワー」のムサさん
パーソナリティーのいがらしあみさん

 県選挙管理委員会の永田秀一委員長は「(現時点で)期日前の投票率は前回選挙より上がっている。選挙の重要性を理解していただいている表れだ。特に若い人にこれからの県政を引っ張っていってもらいたい」と訴え、「当日投票できない人は期日前投票を」と呼び掛けた。

 式終了後、3台の啓発車は県マスコットの「はばタン」や明るい選挙キャラクター「選挙のめいすいくん」、県職員らに見送られながら県庁前を出発した。

出発式であいさつする兵庫県選挙管理委員会の永田秀一委員長(2025年7月16日午前、兵庫県庁)
式終了後、関係者に見送られ出発する啓発車(2025年7月16日午前、兵庫県庁)
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