鳥取砂丘のすぐそばにある「鳥取砂丘 砂の美術館」は、世界でも類を見ない“砂を素材にした彫刻美術館”。いまここで開催されているのが、第16期展示「砂で世界旅行・日本」なるもの。
砂と水だけで生み出される繊細かつ迫力あるアートで毎年世界各地を表現するシリーズ展ですが、今回はファンからのリクエストが多く寄せられていた「日本」をモチーフにしたそうです。同美術館の安木さんに見どころなどを聞きました。

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展示テーマは「国産みの神話」から「浮世絵」「徳川幕府」「蒙古襲来」まで、日本の歴史・文化を19点の砂像で再現。
中でも幅20mを超える大作群、富士山・姫路城・清水寺は「圧巻のスケールながら、細部まで作り込まれた緻密さにも注目してほしい」と安木さん。

会場は屋内設置のため、風雨に対する心配も不要。「儚くも美しい」という表現がぴったりな、砂像ならではの魅力をじっくり時間をかけて鑑賞できるのもポイントなのだとか。展覧会終了後は作品は元の砂に戻され、ふたたび新たな砂像として甦ります。
「日本をちがった角度から見るいい機会になると思います。繊細で迫力のある作品をぜひ会場で体感頂きたいです」(安木さん)
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これから計画するであろう夏休みや年末年始の旅、鳥取砂丘散策と合わせて訪れてみるといいかもしれません。

◆鳥取砂丘 砂の美術館 第16期展示「砂で世界旅行・日本」
【開催期間】2026年1月4日まで(会期中無休)
【開館時間】9:00~18:00
【観覧料】一般:800円、小中高校生:400円、団体(20名以上)一般:600円、団体(20名以上)小中高校生:300円
【住所】鳥取市福部町湯山2083-17




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