【いなみ野ため池SDGsプロジェクト〜先人の遺産を時代の資産に(稲美町)】
ため池のある水辺空間そのものをフィールドパビリオンとし、疏水の歴史などを体感するプログラム。明石高専と共同開発し、今年5月に配信開始されたゲームアプリ「ため池GO!」で、ため池の歴史や現状、生態系などを学ぶことができる。8月18日から9月30日まで、このゲームアプリを活用したスタンプラリーを開催。対象スポットをめぐりポイントを獲得すると景品と交換できる。そのほか、県内最大面積の加古大池でのSUP(サップ)体験教室や、れんこん堀り大会、野鳥観察会など、ため池を活用したイベントが予定されている。


東播磨地域では「出生率の低下や、若年層から子育て世代の転出超過への対策が喫緊の課題」だという。東播磨県民局では、ふるさと意識を養う機会を提供するため、JR加古川線の貸切列車を利用した『地域でキラリ☆走る環境学習教室』を開催。また、多くのものづくり企業が立地することから、国際フロンティア産業メッセへの出展経費の補助や、スタートアップ企業の販路拡大への支援などを行なっている。今年度からは、高校生にものづくりの魅力を知ってもらうための『東播磨の魅力企業見学ツアー』も開催している。野北県民局長は「魅力を発信し、東播磨の良さを知ってもらうことで、一度転出してもまた戻ってきたいと思えるような地域づくりを進めていきたい」と力を込めた。
SNSを活用した魅力発信にも力を入れており、9月30日まで『東播磨フォトラリー』を開催。観光ポータルサイト『まるごと東播磨』のインスタグラム公式アカウントをフォローして、東播磨エリアの自慢したい、見てほしい写真をハッシュタグ(#東播磨フォトラリー2025#まるごと東播磨)をつけて投稿すると、抽選で地域の特産品が当たるイベントが行われている。
野北県民局長は「東播磨地域は、季節ごとに自然を生かして楽しめる場所や、歴史、人の営みを感じられる場所など、魅力的なスポットがたくさんある。明石の“玉子焼き”や加古川の“かつめし”、高砂の“にくてん”などのご当地グルメや、農畜産物も豊富。一度足を運んでもらいたい」と締めくくった。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年7月16日放送回より





