チェコ、大阪・関西万博「平和への理念、共感を」大統領として17年ぶり日本へ ペトル・パヴェル氏 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

チェコ、大阪・関西万博「平和への理念、共感を」大統領として17年ぶり日本へ ペトル・パヴェル氏

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観客はブルーの柔道着姿のパフォーマーの動きに魅了される

 そして1998年、長野冬季オリンピックのアイスホッケーで金メダルを獲得したことに触れ、ステージでは柔道着姿のサーカス団員らが背負い投げのポーズを見せたことも、「スポーツは日本とチェコをつなぐ絆だと信じている」と話した。

チェコ放送児童合唱団による「いい湯だな(ビバノン・ロック)かつてドリフターズが歌った“昭和の名曲” 意表を突かれた観客からは大喝采と大爆笑が
スメタナやドヴォルザークの名曲に合わせ、アクロバットを展開

 パベル大統領は日本館、ドイツ館をめぐった。そこで環境や循環型経済、チェコと共通した問題に取り組む姿勢を感じたという。

大阪・関西万博 チェコパビリオン 会場・夢洲のウォータープラザ(海側)に面した開放的で賑わいのある空間に位置する 夕暮れ時が魅力的に〈2025年7月24日撮影 大阪市此花区・夢洲〉

 自国のパビリオンは、開幕まで1年を切った2024年4月に大末建設(大阪市中央区)と建設契約を結んだ。短い工期、700kgを超える特注ガラス…さまざまなハードルが課せられた。

大末建設・村尾社長(写真中央)は、「CLTパネルとガラス板の段階でチェコの職人が来日。彼らはとてもスキルが高く、日本の職人と同様に堅実に仕事をする姿勢に感銘を受けた」と話した〈2025年1月9日 大阪市北区〉

 さらにチェコ産のCLTパネルと、前例のない条件の中、ガラスや木材はチェコから運び、チェコと日本、両国の職人たちと協力し、約9カ月で完成にこぎつけた経緯がある。
 「パビリオンの設計、建設、運営は簡単なことではない。チェコだけではなく、日本の協力者に感謝したい」と話す。

パビリオンにはチェコから搬入したのCLT(直交集成板)パネルと、伝統工芸「ボヘミアンガラス」を全面に採り入れた〈2025年7月24日撮影 大阪市此花区・夢洲〉
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