【相生ペーロン体験乗船(相生市)】
長崎出身の造船業従事者により相生に伝えられた「相生ペーロン」。長さ約13メートルの木造船・ペーロンに32人が乗り込み速さを競う「ペーロン競漕」は、相生湾で毎年5月に開催される初夏の一大イベント。ペーロンの乗船体験や歴史の紹介などを通じて、地域の連帯感を生む取り組みや次世代の担い手育成など、地域づくりのヒントが得られる。
その他、赤穂市に伝わる手織絨毯の「赤穂緞通(だんつう)」や、佐用町の「皆田(かいだ)和紙」など、地域で守り伝えられている伝統工芸の体験プログラムも用意されている。城下県民局長は「体験した記憶はずっと残るもの。西播磨ならではのフィールドパビリオンを五感で感じてほしい」とアピールした。
大阪・関西万博期間中の土曜・日曜に、尼崎万博P&R(パークアンドライド)駐車場近くで開催されているナイトマーケット『ひょうご楽市楽座』で、西播磨県民局は8月16、17、23、24日の計4日間出店する。『西播磨の「わ」STAY ALIVE 山城 LEGEND』と題して、特産品の販売やキッチンカー、ステージイベントが予定されている。きもだめしのような雰囲気で暑さを和らげようと、落武者の仮装の貸し出しもあり、会場全体が“ホラーナイト”に。なお、ひょうご楽市楽座だけを楽しみたい場合は、無料駐車場や阪神尼崎駅からの無料直行バスも用意されている。


西播磨地域の抱える課題について、城下県民局長は「人口減少や高齢化といった、他の地域と同じ課題を抱えていて、その根底には次の時代を担う若い人が定着しないことが挙げられる」と話した。そのため西播磨県民局では、次世代を応援する取り組みを進めているという。主体的な地域活性化や地域貢献活動に対して経費の一部を補助する「地域づくり活動応援事業」に高校生枠を設け、令和6年度には管内の3つの高校のチャレンジ事業に補助金を出した。また、ビジネスコンテストやビジネスマッチング事業の中で、学生アイデア部門の募集を行っている(今年度は9月16日締め切り)。そのほか、隔年開催の「高校生防災サミット」は、今年が開催年にあたる。「こうした取り組みを通じて、若い人たちが自分のふるさとに積極的に関われる雰囲気を作っていきたい」と期待を込めた。
城下県民局長は、「西播磨地域の魅力をPRするイベント『西播磨フロンティア祭』を10月25日に開催する。アフター万博と位置付けたイベントで、若い人たちだけでなく、それを支える年代の私たちも、“自分たちが未来を作っていく”という気持ちで盛り上げたい」と力を込め、締めくくった。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年7月30日放送回より



