現在開催中の大阪・関西万博で、島根県が出展する特別催事が8月27日から始まる。「ご縁も、美肌も、しまねから。」をテーマに、8月31日までの5日間、島根の豊かな自然・歴史・文化を国内外へ発信。多彩な展示&体験が繰り広げられるという。会場は「ギャラリーEAST」(大屋根リング外側の南東部、日本館の南側)。

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催事の大きな特徴は、島根を代表する三つのエリア「隠岐」「出雲」「石見」の各エリアが一堂に会すること。会場にはパネル展示や映像が並び、それぞれの地域が誇るさまざまな魅力を紹介する。海山に育まれた独自の伝統や世界遺産に触れながら、島根の奥深さを一度に体感できるのだとか。
【隠岐エリア】
「隠岐古典相撲」の紹介や島々の自然を巡るVR体験。
【出雲エリア】
出雲大社の神殿模型の展示や古代出雲歴史博物館の銅剣等のレプリカ展示のほか、縁結びを願う絵馬飾り体験。
【石見エリア】
石見神楽の衣裳体験、面などの展示ならびに世界遺産・石見銀山のVR体験。美肌の湯として知られる温泉の紹介など。
日替わりで行われるステージイベントも用意されている。
●8月27日/松江市観光大使「路上詩人こーた」さんによる書道パフォーマンスを予定。来場者には特別仕様の御城印が進呈される。
●8月29日/「どじょうすくい女将」として知られる小幡美香さんが安来節を披露。
●8月30日・31日/浜田市の社中による石見神楽の特別公演を予定。勇壮な「大蛇」や「塵輪」の演目が披露され、迫力ある舞と囃子が体験できる。
「ご縁の国しまね」という県のキャッチフレーズに象徴されるように、人とのつながりを大切にしてきた同県。今回の万博出展は、その精神を国内外へ伝える大きな機会となる。資源だけでなく地域の人々が受け継いできた文化や暮らしの知恵を紹介することで、未来社会に必要な持続性や共生の価値を訴える。





