皆さんは、2人が同時に同じ言葉を言ってしまったらすぐに「ハッピーアイスクリーム!」と言わなければならない、というルールをご存じでしょうか?

会話中や偶然のタイミングで、2人が「ああ〜、おいし〜」「びっくりした〜」などの同じ言葉を同時に言った場合、すぐに「ハッピーアイスクリーム!」と言わなければならないんです。
しかも、言うのが遅かったら、アイスクリームをおごらなければいけなかったり、腕をたたく“しっぺ”やおでこを指で弾く“コンパチ”をされたりと、なんらかの罰が与えられるんです。そんな、「なんじゃそれ!?」というルールが存在していました。

その昔、昭和の時代の女子の間で広まっていたルールで、昭和の終わりごろには消滅したのかと思っていたんです。しかし、この間、小学生の女の子が大人の女性に向かって「ハッピーアイスクリーム!」と激しく叫ぶように言っているところを目撃したんです。
その女の子が言うには、「昔からあるルールかどうかは知らんけど、私んところでは普通に言うてるで」と。遅く言った人がアイスクリームをごちそうしなければならない決まりで、「ごちそうしないとバチが当たる」という噂があるんですって。
「ハッピーアイスクリーム!」と言われた女性にも話を聞いたのですが、その人は「(こんなルールは)昔から聞いたことも言ったこともない」と話していました。
私も小さいときには「ハッピーアイスクリーム!」と言うてましたけど、私の住んでいた地域での罰は2本指で腕をたたく“しっぺ”でした。
当時、同じ言葉が同時に出てしまうのは、天使と悪魔がケンカをしているからだと噂されていました。そこで、悪魔が勝ってしまってはいけないので、悪魔をこらしめる意味でしっぺをするのだとか。つまり、まあまあオカルトな理由だったわけですね。







