音楽劇『エノケン』で7年ぶりの舞台出演 本田響矢 「当時の思いとどれほど変わって臨めるか楽しみ」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

音楽劇『エノケン』で7年ぶりの舞台出演 本田響矢 「当時の思いとどれほど変わって臨めるか楽しみ」

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 音楽劇『エノケン』で7年ぶりに舞台作品に出演する、本田響矢さん。急成長を遂げ、いま最も注目されている若手俳優が、このたび大阪で行われた取材会で、ステージへの意気込みを語りました。

本田響矢さん(※2025年8月22日、大阪での合同取材会より)

 オーディションに参加し、出演が決まったという本田さん。「自分の父を演じる榎本健一役の市村正親さん、自分の母を演じる松雪泰子さん(花島喜世子・榎本よしゑ役)をはじめ、本当に大きな大きな存在のたくさんの大先輩方とご一緒させていただける、こんなにもありがたい機会はないと思っているので、全力で挑みたい」と、開口一番、今回の舞台に熱い思いを明かします。

 本田さんは今回の舞台で、市村正親さん演じる「日本の喜劇王」“エノケン”こと榎本健一の息子・えい一(※「えい」=金へんに英)と、劇団員・田島太一の二役を担います。

 又吉直樹さんが手掛ける新作戯曲を通じて、えい一のやさしさや家族愛、田島の真っすぐで熱と芯のある人柄を読み取ったという、本田さん。「同じ存在の“エノケン”というキャラクターと一緒にお芝居をしていくうえで、自分の父として尊敬する(息子・えい一の)目と、『喜劇王! エノケンさん! 大先輩!』という気持ちで見る田島太一の目と、全然違うだろうなという印象を持っている。そこを、芝居をしていくうえで、どう感じていくか、今からとても楽しみ」と、稽古を待ち切れない様子。

“エノケン”こと榎本健一の息子・えい一と、劇団員・田島太一の二役を担う、本田響矢さん(音楽劇『エノケン』より)

 本読みの段階から、又吉さんの笑いの感性や感覚に魅了され、「本当に面白くて、僕は本を読みながら笑いました」と感想をコメント。「又吉さんならではの笑いのシーンというか、いい意味でクセがあって、個性があって、魅力的なシーンがたくさんある」と、又吉さん×演出・シライケイタさんのもとで進む舞台は、本田さんの新境地を開くものになることが期待されます。

 かつて、10代で一度、舞台出演の経験を持ちますが、当時は「お芝居の右も左もわからないなか参加させていただいていたので、本当に全力でただただ役と向き合ってお芝居して、がむしゃらにまっすぐだった」。そこから経験を重ねた今、「当時の舞台に対する思いや考えと、どれほど変わって臨むことができるのかというのは、すごく未知ですし、楽しみ」といいます。

本田響矢さん(※2025年8月22日、大阪での合同取材会より)

 音楽劇は初挑戦。「合唱というか、みんなで歌うシーンもあったり、エノケンさんおひとりで歌うシーンもあったり、いろんなところで歌や音楽が絡んでくるので。そこは僕も楽しみですし、皆さまにも楽しみに待っていただければうれしい」と、今回は歌唱シーンにも注目。

 日本のミュージカル界を牽引する市村さんと共演することもあり、「市村さんはミュージカルでも素敵な歌をたくさん歌われてきた方なので、今回の音楽劇のなかでも、たくさんの歌を回数を重ねて歌ってのどを使うなか、ケアの仕方だったり、そういう細かいところまでも、いろいろイチから学ばせていただきたい」と、意欲を見せていました。

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