2つ目は『ちょい飲み手帖阪神特別版』。管内の飲食店45店舗が掲載されていて、飲み物と料理の1300円以上のセットが、1100円で楽しめるクーポンがつく(2025年11月30日まで実施)。2024年12月に、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを機に、飲食業の活性化を図ろうと発行された。ウェブでは英語版もあり、團野センター長は「外国の方にも日本酒の魅力を知ってほしい」と話した。


3つ目は、阪神南県民センターのポータルサイト『あにあん倶楽部』。管内のイベント情報や観光スポット、阪神間モダニズムを体感できるおすすめコース、臨海部で初心者でも楽しめるマリンスポーツ情報などを紹介している。尼崎、西宮、芦屋エリアの地形が地図で見ると犬に似ていることから公式キャラクター『アニワン』が誕生し、サイト内に登場している。「アニワンとともに地域を盛り上げていきたい」という。
團野センター長は「阪神南地域はものづくり産業の集積地。世界に誇れる技術を持つ中小企業が数多くある一方で、大手の下請けが多いため、国際情勢や大規模災害等、経済社会情勢による影響を受けやすい」と、課題を口にした。「販路拡大がひとつの対策になる」とし、県民センターの新規事業として『阪神ものづくりチャレンジラボ』をスタート。企業同士のマッチングに力を入れ「課題をもつ企業と技術を持つ企業が、協業していくための後押しをしたい」とした。
最後に團野センター長は「阪神南地域は、住みやすくて、働く場所が多く、芸術的な街並みやスポーツ、レジャー、スイーツ、お酒など、個性あふれる魅力がたくさん。何かひとつでも興味があれば足を運んでほしい」と呼びかけ、締めくくった。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年8月20日放送回より
※ひょうごフィールドパビリオンのプレミア・プログラムは、地域の核となるプログラムとして認定されたもの。




