シンガポール館、”和菓子作り”の実演 千利休のふるさと堺市、茶の湯文化伝える 大阪・関西万博

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「青海波」の木型 近ごろは使用頻度も減ってきたという

実演は、堺で創業100年の老舗・宝泉菓子舗の前田崇之さん(48)が担当。
前田さんは、「まさか、万博の海外パビリオンで和菓子作りができるとは。この道30年で初めて」と話す。

宝泉菓子鋪 3代目・前田崇之さん インスタグラムなど発信にも積極的

そして「『青海波』の模様は、和菓子の世界でも慶事で出され。かつてはポピュラーだったが、最近は少なくなりつつある。ここで生き返った『青海波』の木型。海外の皆さんにも和菓子をアピールできたのが嬉しい」と話した。

 大阪市西淀川区から子どもたちと訪れた30代の母親は、「ミャクミャク(大阪・関西万博公式キャラクター)が和菓子に変身、とても可愛い。子どもたちにとって、なじみの薄い和菓子作りの実演をライブで見ることができたのは学び。しかも、万博の海外パビリオンで経験できたのは良い思い出になります」と微笑んだ。

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