大阪・関西万博韓国パビリオン。
巨大スクリーンに映し出された今昔の韓国の風景に圧倒される。見学者の10代の女性は「パビリオンの中でも大型ビジョンでK-POPを体感できた。これが“没入感”」と満足げ。60代の男性は「“近くて遠い”国。最近は国内政治が安定していないが、この先も親しくなければならない」と話す。


こうした中、神戸大学(神戸市灘区)が10月から、韓国国際交流財団の協力で「韓国学入門講座~国際協力の現状と課題」を開講する。受講料は無料。
同大学の大学院国際協力研究科が中心となり、「初心者でも無理なく学べる入門講座」を目指す。教育効果を上げる為に、神戸大学以外の学生や社会人にも定員の許す範囲で例外的に参加の機会を与える。
首都圏に比べて関西圏には韓国学を核とする学術ネットワークがまだ十分に整備されておらず、韓国への興味・関心を継続的に育む機会が少ないため、「韓国学を関西から発信する」ことを目的とした。


■リレー形式で韓国学の”いま”を紹介
講座は「韓国を学ぶって、どういうこと?」という素朴な疑問から出発し、歴史・思想・社会・政治・文化をバランスよく扱う入門編。韓国を研究する若手研究者や実務家、ジャーナリストなど12名を招き、週替わりで登壇するリレー形式でフィールドワークや研究会を取り入れ、楽しみながら学べる構成とし、気軽に参加できるようにした。

会場は神戸大学・六甲台第一キャンパス(アカデミア館 404 教室)で2025年10 月〜2026年1月の隔週土曜・午後に開講し、オンライン配信も予定している。



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