
『南魚崎』はホームが5階の高さに位置する駅。周辺には港湾・物流関係の会社が集中します。また菊正宗の酒造資料館もあり、360年の酒造りの歴史を感じ取ることもできます。


この駅を出ると、神戸の本州側をあとにして、いよいよ六甲アイランドに渡ります。大阪の「ニュートラム」や東京の「ゆりかもめ」と同じゴムタイヤで走る六甲ライナー。渡る六甲大橋は長さ400メートルで、鉄道・道路・歩道の併用橋になっており、車窓の横には海、後ろには六甲山系という絶景がひろがります。
橋を渡り高層マンション群が見えてきたら六甲アイランドに入り『アイランド北口』。近くにある神戸出身の洋画家・小磯良平の作品を集めた小磯記念美術館も人気スポットです。


六甲アイランドは通称“六アイ”と呼ばれ、住環境の良さが特徴のまち。サッカー界のスーパースターで、ヴィッセル神戸でも活躍したアンドレス・イニエスタさんも家族で住んでいたことがありました。
その六アイの中心地であり、途中駅で最も利用客の多いのが『アイランドセンター』。駅の周りには人工の川が流れる「リバーモール」があり、ABC朝日放送制作のドラマ『たとえあなたを忘れても』(2023年10月期)のロケ地としても評判を呼びました。

駅の目の前にあるホテル「神戸ベイシェラトン&タワーズ」は、館内の源泉かけ流し天然温泉と、ガーデンカフェのビュッフェが大人気。UFOをイメージしたユニークな外観の「神戸ファッション美術館」や「神戸ゆかりの美術館」も多くのファンを持つミュージアムです。


六アイで新たな集客の要になっているのが、昨年(2024年)春に開業したばかりの商業施設「ROKKO i PARK」(六甲アイパーク)。自然食品やオーガニック製品などユニークな品ぞろえが評判の「ヤマダストアー」(本部:兵庫県揖保郡太子町)をはじめ、屋内型アミューズメント施設や大型工具専門店をめがけて、島外からも多くの人が訪れるようになりました。





