サウジアラビア・ナショナルデー 2030年リヤド開催に向け「次へのバトン」大阪・関西万博 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

サウジアラビア・ナショナルデー 2030年リヤド開催に向け「次へのバトン」大阪・関西万博

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日本・サウジアラビア両国は2016年、石油依存体質から脱却して包括的発展を実現するための成長戦略「ビジョン2030」が署名された

 サウジアラビアでは毎年9月23日、同国の統一を祝う記念日としている。ファリハ氏は日本の「秋分の日」と重なったことに触れ「誇りを高め、伝統を大切にする両国の絆をさらに深める祝祭の日となった」と歓迎した。

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 サウジアラビアと日本は1955年に正式に国交を樹立し、2025年に70周年を迎えた。両国は2016年、石油依存体質から脱却して包括的発展を実現するための成長戦略「ビジョン2030」が署名され、従来の石油の供給国と消費国という関係から、より戦略的なパートナーシップを目指すことが確認された。
 日本が持つノウハウや技術でサウジアラビアを支援すれば、日本にも新たなビジネスの市場を開拓できるというメリットが生まれるという期待から、両国の経済交流も活発となった。

 ナショナルデーに先立ち、武藤経済産業相が22日、東京都内でファリハ投資相と会談し、大阪・関西万博の運営ノウハウを、リヤド万博を控えたサウジへ提供することで合意している。
 また、両国政府や日本貿易振興機構(JETRO)などは24日、大阪・関西万博会場で企業関係者らを招き、投資フォーラムを開催する。

フォーラムでは2025年大阪万博と2030年リヤド万博の開催権を獲得するまでの戦略的な経緯を振り返り、観光、インフラ、投資の分野をリードする専門家や起業家らが一同に会し、大阪・関西万博で得た経験や教訓が、リヤド万博にどう生かされるかが議論される。

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