スポーツ観戦でエコ活動広げる取り組み 楽天・神戸市・ヴィッセル・INACが連携「日常にも継続を」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

スポーツ観戦でエコ活動広げる取り組み 楽天・神戸市・ヴィッセル・INACが連携「日常にも継続を」

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 スポーツ観戦をきっかけに、身近なエコ活動を広げようという取り組みが、神戸のスタジアムで行われている。

 楽天グループ株式会社、神戸市、サッカー・J1のヴィッセル神戸、女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサが共同で展開しているのは、環境に配慮した行動を促す活動「デコ活アクション in KOBE ―試合の日も、日常のエコも。神戸が一つになるアクションを―」。9月21日のINACホームゲームから実施されている。

(写真:ラジオ関西)

「デコ活」とは、脱炭素(Decarbonization)の「DE」とエコ(Eco)を組み合わせた言葉。2050年のカーボンニュートラルや2030年度の削減目標の実現をめざし、環境省が2022年に立ち上げた国民運動で、暮らしのなかでのエコ実践を呼びかけている。

 その一環として、ヴィッセルとINACのホーム・ノエビアスタジアム神戸で行われている今回の「デコ活」では、家庭で不要になったプラスチックの回収、スタジアムで出たごみの分別、古くなったスタジアム看板(ファサード)のアップサイクル、グッズ購入時にいらなくなった包装袋のリサイクルなど、場内外でさまざまな取り組みが進められた。

(写真:ラジオ関西)
古くなったスタジアム看板(ファサード)を使ったアップサイクルワークショップの様子(写真:ラジオ関西)

 スタジアムで活動に参加すると、オンラインでスタンプがたまり、選手のサイン入りグッズなどが当たる抽選に応募できる仕組みも用意されており、楽しみながらエコに貢献できるのも魅力のひとつだ。

 9月23日に行われたヴィッセルのホームゲーム、J1第31節の東京ヴェルディ戦では、試合開始の3時間以上前から来場していたサポーターをはじめ、多くの観客が「デコ活」に参加。資源分別を楽しく学べるシュートゲーム「わけっこシュート」のブースには長い行列ができていた。Jリーグ試合開催時のスタジアムでのペットボトル分別回収だけでも、サッカーボール約4万個分の二酸化炭素削減効果があるという。

「わけっこシュート」のブース(写真:ラジオ関西)

 今回のイベントには「ごみ清掃芸人」として注目を浴びるお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんも来場。スタジアムでの取り組みを視察し、担当者に積極的に質問を投げかける様子も見られた。滝沢さんは「いろんな取り組みがあっておもしろかった。リサイクルにゲーム性を持たせるなど、楽しみながらできるのはすごくいいこと。そのなかで(エコ活動を)わかってくれば、習慣として取り入れることができる。最初のきっかけがスポーツやエンターテインメントというのは大事なんだなという学びを得た」と感想を述べた。

グッズ包装ビニール袋の回収ボックスを熱心に見る、「マシンガンズ」滝沢秀一さん(写真:ラジオ関西)
ファサード(看板)を使ったアップサイクルアイテムに興味津々の「マシンガンズ」滝沢秀一さん(写真:ラジオ関西)
ゲーム性をもたせたエコステーションの回収ボックスに関心を寄せていた、「マシンガンズ」滝沢秀一さん(写真:ラジオ関西)
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