1960年代振り返る スカートめくりが社会問題に ダッコちゃんの正式名称は「木のぼりウインキー」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

1960年代振り返る スカートめくりが社会問題に ダッコちゃんの正式名称は「木のぼりウインキー」

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 ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。昭和の文化が大好きなマリンが、1960年代の情報を紹介した。

 マリンが1960年代に流行った遊びとして紹介したのは、“スカートめくり”。1967年に「ミニの女王」と呼ばれたイギリス人モデル・ツイッギーが来日し、日本は空前のミニスカートブームを迎えた。

 1969年には、モデルの小川ローザが出演し、ミニスカートがめくれあがるCM「オー・モーレツ!」が大ヒット。その流れから全国の小学校でスカートめくりが大流行し、社会問題にまでなったとされている。

1960年代に流行ったスカートめくり(イメージ)
1960年代に流行ったスカートめくり(イメージ)

 これを受け、サマンサは「いまの時代、絶対にあかんよね」とコメント。さらに、マリンのアーティスト写真がまさにスカートがめくれあがっているものであることを指摘し、「自分でめくって自分で写してるんやろ」とコメント。

 これに対してマリンは、「マリンだけにマリリン・モンローを意識してやってみたんですけども、じつは、スカートがめくれあがらなさすぎて扇風機を6台用意してやりました」と裏話を披露した。

 さらに、1960年に発売された「ダッコちゃん」を紹介。本来の名前は「木のぼりウインキー」だったが、テレビ中継に映った女性が腕につけていたのが話題となり、マスコミが「ダッコちゃん」と命名。デパートでは整理券を発行しないといけないほどの人気ぶりとなり、多くの偽物も出回った。

 半年で240万個を販売した大人気商品だったと知ったサマンサは、驚きの表情を見せた。2000年生まれのマリンでさえも、「お祭りの屋台などで見たことがある」と話し、商品の人気ぶりをうかがわせた。

 続けて、1965年に放送された、日本で初めてのテレビ用カラーアニメ『ジャングル大帝』について紹介。手塚治虫の作品で、白いライオンの親子であるパンジャとレオを中心にして自然と人間の関わりを描いたもの。

 マリンは、「1960年に発売されたカラーテレビ受像機は、21インチで52万円(当時の大卒新入社員初任給は1万円台)だった」という紹介とともに「これを買える人は相当なお金持ちだったのでしょうね」とコメント。

「マリンちゃんにとったらお小づかいみたいな金額でしょ」というサマンサの言葉には、「よう言いますわ。なんでそんなこと言うんですか!」と否定していた。

ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリン
ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリン

(文=バンク北川 / 放送作家)

※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年9月25日放送回より

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