全国で国勢調査が行われる中、神戸市でも市民に回答を呼びかけています。
市によりますと、調査票は9月20日から配布されており、回答の締め切りは10月8日となっています。調査の基準日は10月1日で、この時期は転居や転勤が少なく、天候も安定しているため、長期的な統計の比較もしやすいとされています。

近年はインターネットでの回答が増えていて、前回の神戸市内のオンライン回答率はおよそ36%でした。オンライン回答では、入力時に間違いやすい箇所が表示されるなど、正確に回答できる仕組みになっています。紙の調査票での回答も可能です。
日本に住むすべての人と世帯を対象に、人口や世帯の実態を把握する重要な統計となる、国勢調査。その結果は、選挙区の区分や議員数の決定、地方交付税の配分などにも活用され、国や自治体が計画や政策を立てる際の基礎資料となります。また、他の統計調査や人口予測、労働力調査、GDPなどの算出にも利用されています。
神戸市企画調整局政策課の担当者は、「国勢調査は市民の皆さんの暮らしの実態を把握するための重要な調査です。ご理解とご協力をお願いします」とコメント。一方で、「不審な連絡や詐欺には注意が必要。行政機関がメールで氏名や電話番号を尋ねることはありません。安心して回答するためには、必ず公式サイトや郵送された案内を確認してください」と呼びかけています。







