川崎重工業(本社・神戸市中央区)は、臨床検査機器製造、販売・シスメックス(同神戸市中央区)、医療用ロボット設計、販売・メディカロイド(同神戸市中央区)と共同で、大阪・関西万博で人材派遣大手・パソナグループが出展するパビリオン「PASONA NATUREVERSE」内の“からだゾーン”に、手術で最先端の医療技術機器を展示している。
展示されているのは、最先端のロボット技術による高い操作性で患者への負担を限りなく軽減した低侵襲手術を実現する、手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」(以下・ヒノトリ)。閉幕する10月13日までの展示。



ヒノトリは、2015年に開発を開始し、2020年に日本国内での製造販売承認を泌尿器科領域で取得、同年に第一症例を実施。以降、国内では消化器外科、産婦人科、呼吸器外科、泌尿器科で保険適用が拡大している。
今年(2025年)8月までに、国内で1万2000件の手術に関わり、前立腺手術や保険適用のがん治療で“執刀”してきた。
海外ではシンガポール、マレーシアでの販売承認を取得している。
低侵襲手術は、患者の身体への負担をできるだけ軽減することを目指して行われる医療技術。
小さな傷口から、専門的な医療機器やロボットを使って精密に治療を行うことで、出血や痛みが少なくなり、回復も早まる。







