英国最高峰のインターナショナルスクール「NLCS Kobe」開校!一人ひとりに向き合う教育を

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校内風景
校内風景
理科室1
理科室1
講堂・運動もできるホール
講堂・運動もできるホール
カフェテリア
カフェテリア

 NLCSは、1850年に設立された英国で最も歴史のある女子校のひとつ。世界のどこにいても同じ水準の授業を受けることができるIB(国際バカロレア)ディプロマなどの試験で、英国国内でトップクラスの評価を得ている。近年積極的に海外に分校を設けており、神戸は5校目、日本では初めての分校となる。

授業の様子 画像提供:NLCS Kobe
授業の様子 画像提供:NLCS Kobe

 日本でなぜ神戸なのか?神戸は海と山に囲まれ、長年にわたって貿易、文化、医療、研究の分野で国際的な役割を果たしてきた。「(同校が進める)生徒一人ひとりに徹底的に寄り添うパストラルケアや、自然の中での課外活動を行う上でも、自然が近くにあることはとても重要。神戸はその条件が整っている」とウィリアムズ校長は話す。ウィリアムズ校長自身は、神戸に、そして日本に住むのは初めてだが、「風も通り、大阪のような都市や空港とのアクセスもいい。海側はメリケンパークやハーバーランドがあり、須磨ビーチにも行きました。また六甲の北側もより自然が多く、魅力いっぱい」と神戸を絶賛する。同校では子どもだけでなく、教師のウェルビーイング(心身の健康と幸福)も質の高い教育を支える重要な要素であるとの考えがあり、その点からも神戸は絶好の場所だった。

自習室
自習室
図書コーナー
図書コーナー

 その神戸に誕生したNLCS Kobe。カリキュラムでは日本語と日本文化にも力を入れる。「日本語については(日本の)公立学校や私立学校と同じ基準での授業を行います。そして日本文化について学ぶことも大切にし、京都の寺での課外授業も考えています。英語そして、日本語、日本文化、この3つが柱です」とウィリアムズ校長。その陰には「子どもたちに、自分の国の言語・文化の素晴らしさを知ってほしい。そして日本には、例えば(JR)新幹線に代表されるような世界をリードするエンジニアリング=技術もある。自信と誇りを持って、世界に羽ばたいてほしい」という思いがある。

NLCS Kobeが取り組むカリキュラム
NLCS Kobeが取り組むカリキュラム
開校式での様子
開校式での様子
開校式での様子
開校式での様子

 六甲アイランドで開校したNLCS Kobe。現在は「小学部」のみだが、2028年9月には、六甲山に新設される校舎で寄宿舎も備えた「中等部」を開校する予定。イタリアの建築家、ミケーレ・デ・ルッキが設計を手掛け、六甲山の自然体系をできる限りそのまま残し、環境へのダメージを抑えた上で、校舎・寄宿舎の他、体育館、講堂とシアタールームを整備する。ウィリアムズ校長は「美しい自然の中で、安心、安全な学習環境を目指す」と話す。

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