ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』（ラジオ関西、月－木午後1時～）。「あざといな～」というテーマでメールを募集したところ、リスナーからさまざまなあざといエピソードが送られてきた。
最初に紹介したのは、くしゃみにまつわるメール。
リスナーの知り合いには、「へっちゅん」というわざとらしいくしゃみをしたあとに、「ふぇー」や「ふぃー」など、ぶりっ子のような声を出す人がいるそう。リスナーが「えっ、それはくしゃみなん？」と尋ねると、「私のくしゃみ、ちょっと変わってるねん」という答えが返ってくるそうで……。
と、ここまでメールを読んだマリンは、「うわ、あざと！」と大きく反応。メールの後半に書かれた「私は、心の中で『あざといなあ。絶対1人やとそんなくしゃみせんやろ！』と思います」という部分に、2人は「わかる～！」と共感。マリンが「好きな男性の前で『得意料理は肉じゃがです』と言う女性もいますよね」と言うと、サマンサは「言う～！ おる～！ 煮込み系やろ？」と興奮気味に反応していた。
この日は、サマンサと同じくドラァグクイーンとして活動するフェミニーナがサプライズで登場。サマンサから手渡されたメールを読み上げた。
「妻とカフェレストランに行くと、イケメンのウエイターだけをジロジロ見て満面の笑顔になるので、あざといなあと感心します」というメールに対して、サマンサは「フェミニーナさんなんか、日常茶飯事よね。もう舐めまわしてるよね」とコメント。これに対してフェミニーナは、「犯罪のにおいをただよわせるのやめてもらえます？」と笑いながら否定していた。
ほかのリスナーから“あざとい男子エピソード”を尋ねられたフェミニーナは、番組のロケで訪れた、筋骨隆々の男性が接客をする「筋肉バー」に行った際のエピソードを披露。その店のスタッフは、互いに筋肉を触り慣れているからかボディータッチが多いのだとか。
「『背が高いですね』と言うときに肩に手を置かれたり、『ヒール高いですね』と言って足首を触られたり。部位部位を触りよるんです。なんてあざとい男子たちなんだと感じました」と説明すると、マリンは「あざとい！」と反応し、サマンサは「それで店に通っちゃうよね」とコメント。
フェミニーナは、「チケットを買って、壁ドンならぬ床ドンをやってもらいました」とうれしそうに話していた。
さらに、マリンが友人から聞いた「最近、自分がしたあざとい行動」を披露。コンパに行った際、落ち着いて静かな女性を演じていたという友人。コンパに参加していたイケメンがトイレに行ったタイミングで立ち上がり、トイレ付近で偶然を装って連絡先を交換したのだという。
この話を聞いたフェミニーナは、「全員が立って食い逃げみたいになったらおもろいのにね」と言うと、サマンサは「コンパなのにみんなが立ち上がってるってどういう光景よ」と笑っていた。
番組の最後まで居座ろうとするフェミニーナに対して、「今日のメールテーマに沿って、あざとくやってくれてるんですね？」と質問を投げかけたサマンサ。すると、フェミニーナはすかさず「これはあざとらしさではなく、図々しさでやらせてもらってます」と返していた。
（文＝バンク北川 / 放送作家）
※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年10月2日放送回より
◆ドラァグクイーン好きのためのドラァグクイーンによるドラァグクイーンショー「GATHERING」
日時 10月12日（日） OPEN17:00／CLOSE21:00
出演 フェミニーナほか
場所 PICCADILLY PREMIUM（大阪市北区太融寺町8-17プラザ梅田ビル8F）
チケット 当日6000円、前売り5000円
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