令和の合コン トレンドは“夜の遊園地” 参加者は千人以上 「カップル成立→結婚は多数」と企画会社 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

令和の合コン トレンドは“夜の遊園地” 参加者は千人以上 「カップル成立→結婚は多数」と企画会社

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 “男女の出会いの場”と言えば何をイメージしますか? シンプルに「学校」「職場」、クラシカルスタイルな「お見合い」、ちょっと前なら「コンパ」「街コン」、イマドキなら「マッチングアプリ」といったところでしょうか。筆者が聞きつけたところによると、最近盛り上がりを見せているのが「遊園地」なのだとか。一体どういう事なのか、イベントの企画等を行う株式会社バームクーヘンの担当者に話を聞きました。

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 遊園地と言えばファミリーをはじめ、すでに出会った者同士のレジャースポット……という印象であった筆者。しかしながら、出会いの場としての遊園地はそれとは全く別物でした。

「遊園地と言っても、通常の営業時間帯ではありません。閉園後、『夜の遊園地貸切り大合コン』が開催されるのです」(担当者)

夜の遊園地を使った合コンとは?(写真:株式会社バームクーヘン)

 同イベントは18歳以上の独身の男女を対象に、「夜の遊園地」を開放し男女の出会いの場を提供するもの。これまで北海道から九州までの16の会場で開催され、園内を巡りながら出会いのきっかけを得るそうです。近年では山梨県の「富士急ハイランド」や大阪の「ひらかたパーク」でも開催されており、年々参加者が増加しているとの事。

 同イベントの始まりは2013年。富山県の「ミラージュランド」が舞台でした。「平成後期のこの時代は“街コンバブル”が沸いていました。これを遊園地でやったら面白いのでは……と、遊園地に企画提案しました。夜間帯の有効活用や地域活性化も図れるということで、開催が決定したのです」(担当者)

 タウン情報誌・SNS・街に貼られたポスターを見て、初回ながら約520人の男女が参加。これを皮切りに、全国各地の遊園地で開催されるように。現在では小規模遊園地だと1000~1500人、大規模な施設にもなると3000~4000人程が参加するそう。担当者いわく、男女ともに2・3人のグループ参加が比較的多いとか。その理由を「1人で参加は勇気が必要」「乗り物などに乗りやすい人数」「行動しやすいの人数」と挙げます。年齢層は20~30代が中心だそうですが、中には50代・60代の参加者も。

年々参加の数が伸びている(写真:株式会社バームクーヘン)

 同イベントが注目される理由については「夜の遊園地を体験できる」「アルコールが飲み放題で参加できる」「非日常感」が主なものだそう。初めは緊張した面持ちの参加者たちですが、乗り物やDJによる音楽、芸人のMC、マッチングゲームなどを通して和やかな雰囲気を楽しんでいるとか。

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 イベントをきっかけに交際に発展する人が非常に多いそうで、これまでに30組ほどの結婚報告があると担当者。出会いの場は時代に合わせ多様化しているようです。

(取材・文=濱田像太郎)

遊園地合コンで出会い、結婚する人も(イメージ)
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