デビュー45周年迎えたEPO 「音楽作ることが楽しいとまた思えるように」 音楽人生を振り返る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

デビュー45周年迎えたEPO 「音楽作ることが楽しいとまた思えるように」 音楽人生を振り返る

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

 デビューから45周年を迎えたシンガーソングライター・EPOが、このたび、ラジオ番組に出演。10月1日(水)にリリースされたアルバム『EPOFUL』に込めた思いや、音楽人生を振り返った。

シンガーソングライター・EPO

 EPOは、1980年にデビュー。バラエティ番組「おれたちひょうきん族」(フジテレビ系列)のエンディングテーマ『土曜の夜はパラダイス』や『う・ふ・ふ・ふ』など、数々のヒット曲を生み出してきた。さらに、「爽健美茶」や「アリエール」などのCMソングも手がけ、世代を超えて愛される存在として知られる。

 デビュー45周年を記念してリリースされたアルバム『EPOFUL』は、“おとなのためのポップス”をテーマにした作品。最新曲に加え、セルフカバーとして『Gift~あなたはマドンナ』と『う・ふ・ふ・ふ』が収録されている。アートワークは写真家のレスリー・キーが担当し、豪華32ページのブックレットも付属する。

デビュー45周年を記念してリリースされたアルバム『EPOFUL』

 EPOは、制作について「もし私がEPOのファンだったら、どんなEPOを聴きたいかを考えて作った」と語る。

 また、ヒット曲を生み続けた20代当時の苦悩にも言及。「当時は忙しすぎて友達にも会えず、刺激がなかった。そんななかで、楽しい曲を作るのが辛かった」と振り返る。

 しかし、近年はさまざまな音楽に触れることで気持ちが満たされたようで、「楽しい音楽を作ることが楽しいと、また思えるようになった」と笑顔を見せた。

 45周年ライブの際、EPOはファンの姿を見て胸が熱くなったという。「楽しい曲なのに、みんなが泣きながら一緒に歌ってくれていた。あのときは大変だったけど、知らないところでみんなの人生に私の歌を置いてくれていたんだなと思った」と語り、「当時の自分を肯定できた瞬間だった」と明かした。

 ライブでは、思わずファンに「ごめんね」と謝ったという。その意図については、「海外に拠点を移したり、曲調を変えたりした時期もあったけど、それでも応援してくれた。感謝があふれて謝ったら、すごくスッキリした」とコメント。

 これまでの選択を後悔してはいないとしながらも、「若いころはファンの気持ちを受け止めきれなかった。でもいまは、どんなEPOでも好きでいてくれる人たちがいる。それが本当にうれしい」と涙を浮かべた。

LINEで送る

関連記事