昭和の爆発的ヒットキャラ「モンチッチ」 令和でまたもや“ブーム”がキタ!? 理由をメーカーに聞く | ラジトピ ラジオ関西トピックス

昭和の爆発的ヒットキャラ「モンチッチ」 令和でまたもや“ブーム”がキタ!? 理由をメーカーに聞く

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「平成レトロ」「平成女児ブーム」など、平成に関するモノが話題となっている昨今。その中にあっても、まだまだ衰えを見せないのが「昭和人気」。それを証明するかのように「モンチッチ」のブームが再燃しているといいます。株式会社セキグチの山口恵子さんに話を聞きました。

「モンチッチ」の人気が再燃中?(C)Sekiguchi

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 モンチッチの製造を行う同社。山口さんによると、第1次ブームは今から50年ほど前のことだそう。「1974年の誕生から1985年までの間を第1次ブームと位置づけております。誕生の翌年、1975年にはオーストリアを皮切りに世界進出(輸出開始)しました」とのこと。

 その人気は凄まじく、当時の販売数量は日本国内で1000万個、ヨーロッパ・アメリカで2200万個。合計で約3200万個に上ったのだとか。

1974年誕生当時のモンチッチ(C)Sekiguchi

 令和になり人気が再燃したきっかけについて聞くと、「2024年に50周年を迎えた」「昨今のレトロブーム」「昨年夏ごろ、タイのインフルエンサーのSNS投稿が注目を浴び同国内での人気が高まった」などを挙げ、この他にも要因は様々あると山口さんは回答。また、同社の分析では「韓流アイドルやインフルエンサー達の発信力」が日本の若者に影響を与え浸透を進めた可能性があるとしているそう。

 こうした背景もあり、モンチッチ公式Instagramのフォロワーは約1年で3倍(2.5万→約9.4万)になり、現在もハイペースで伸びているといいます。

「海外ユーザーの新規フォロワーもかなり多く、アメリカの若い世代にも浸透しているようです。これに関しては、同国における『日本のレトロブーム』の存在が影響しているものと思われます」(山口さん)

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 カラーやサイズ・デザインなど、発売当初と比べて変化が見られるモンチッチ。昭和生まれにとっては懐かしいキャラクターも、じつは進化をし続け「新たなムーブメント」を起こしていることが分かりました。

カラフルな現行品「モンチッチCOLORS キーチェーン」(C)Sekiguchi
シックなカラーバリエも。モンチッチCOLORS キーチェーン(C)Sekiguchi

(取材・文=迫田ヒロミ)

※ラジオ関西『Clip』2025年10月14日放送回より

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