「今に集中」「全員にチャンスを」 SVリーグ開幕6連勝で首位の姫路 指揮官が見据える“長い戦い” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「今に集中」「全員にチャンスを」 SVリーグ開幕6連勝で首位の姫路 指揮官が見据える“長い戦い”

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 バレーボール・SVリーグ女子で開幕6連勝を果たし、首位に立つヴィクトリーナ姫路。今シーズン初のホームゲーム・アランマーレ山形との2試合を2連勝で締めくくった後、ヴィクトリーナのアヴィタル・セリンジャー監督が記者会見で心境を語りました。

ヴィクトリーナ姫路のアヴィタル・セリンジャー監督 ※撮影は2025年9月17日の壮行会より(写真:ラジオ関西)

――25日、26日の山形戦を振り返っての感想は?

【アヴィタル・セリンジャー監督(以下、アヴィタル監督)】 25日の試合より、26日に戦ったアランマーレ山形さんはAメンバー(ベストメンバー)だったと思います。それは想定していましたが、特に18番の選手(アチャラポーン・コンヨット選手)に対してウチの選手はブロッカー、ディフェンス面を向上させていかないといけないと考えていました。結果的には快勝できた感じはあります。いろんな選手をできるだけ多く起用できたとも考えています。満足できた試合でした。

――選手たちに常に伝えていることは?

【アヴィタル監督】 「何連勝とか、何勝何敗とかを意識するな」と、いつも選手に言っています。「まだ先は長いから、今やるべきことに集中するように」と、いつも、常に。自分の成長過程に重きをおいてほしいと思っています。また、連戦が終わったときは、しっかり休息も取るようにと伝えていますね。

――山形戦の2連勝で、現在、首位となりましたが感想はありますか?

【アヴィタル監督】 絶対勝たなければいけない試合であり、非常に重要で、ある意味、選手より私たちが緊張するような試合でした。(昨シーズンのチャンピオンチームである)大阪マーヴェラスさんに開幕2連勝できたのは皆さま的にもサプライズだった。その後、東レアローズ滋賀さんにも勝てました。これらを落としていれば、この結果にはつながっていませんでしたので、「絶対勝たなければ」という中での結果だったと思います。まだまだ強いチームはたくさんいます。「『絶対あきらめない』という粘り強さを持っているチームだぞ」と、皆さまに見せられたことはうれしく思っています。それを徐々に見せられていることもうれしいです。現時点の結果はありがたく受け止めています。

ヴィクトリーナ姫路のアヴィタル・セリンジャー監督 ※撮影は2025年9月12日のプレシーズンマッチ(写真:ラジオ関西)

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 ヴィクトリーナに所属している選手全員にチャンスを与えたいと、会見の中で語ったアヴィタル監督。様々なポジションを育てていく中で、選手のモチベーションだけは下げないように配慮していることも明かしていました。目の前の試合に勝つことはもちろん、長丁場のリーグ戦で先を見据える監督の思いも感じさせられた会見でした。

 11月最初の試合となる1日と2日は、昨シーズンのプレーオフで苦杯をなめた相手、SAGA久光スプリングスとのホームゲーム。福留慧美選手、野中瑠衣選手、カミーラ・ミンガルディ選手ら活躍著しい新戦力を含めた新生ヴィクトリーナの真価が問われる一戦となるだけに、その戦いからは目が離せません。両日とも試合開始は午後2時5分から、会場は姫路のヴィクトリーナ・ウインク体育館です。

今シーズン6勝目をチーム全員で祝うヴィクトリーナ姫路の選手、スタッフ(写真:ラジオ関西『竹下佳江のいいな117ヴィクトリーナ』)
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