
そして滋賀県から岐阜県に入ると、天下分け目の戦いの舞台『関ケ原』に到着。冬場は雪の激しい地域ですが、駅周辺には数多くの合戦跡が点在し、戦国ファンにはたまらない場所となっています。駅を降りると、まずは岐阜関ケ原古戦場記念館へ向かいたいところ。ここでは武将の目線で戦いを体験するシアターが人気。さらには東軍・西軍合わせて16万人が戦った決戦地を訪ね、関ケ原駅前観光交流館では戦国グッズをお土産に。



『垂井』は軍師・竹中半兵衛ゆかりのまちで、駅前北口には銅像が立っています。一方、南口にある「GURUMAN VITAL(グルマンヴィタル)パンの森 垂井本店」というパン屋さんは、日本のパン職人による日本のパンの1番を決める大会「第6回ベーカリー・ジャパンカップ」食パン部門で2位の実力を持つパン職人を擁するお店。長さが約43cmのビッグなパン「マルセデラックス」をはじめ、広い店内においしそうなパンがズラリと並びます。


『垂井』を過ぎると、鉄ちゃんには有名な南荒尾信号場にさしかかります。この信号場から関ケ原までの逆方向の下り線は、線路が二手に分かれるんです。直線に走ると厳しい25パーミルになるため、1944(昭和19)年に10パーミルまで勾配を緩和した迂回線が完成。今も下りの貨物列車や特急はこの迂回線を、そして普通や快速のみ直線コースを、それぞれ走るんです。
さらに、この南荒尾信号場からは美濃赤坂支線が分岐しています。石灰石を運搬するために敷設された路線ですが、旅客路線としても大垣から7分で結んでいます。






