ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)で、「ジェネレーションギャップ」をテーマにメールを紹介しました。

いつの時代も言葉を省略して使うことがありますが、これは世代によって伝わらないことが多いようです。今回のテーマ「ジェネレーションギャップ」も、最近は「ジェネギャ」と呼ぶようですが、「何それ?」という世代も。
ほかにも、「ワンチャン」は本来「ラスト一回」、「ヤバい」は「ピンチ」を表す言葉だったのではという意見もあるようです。
世代間のコミュニケーションにおいても、「年上の人の言うことは聞かなければならない」「上からものを言うことが普通」という時代ではなくなってきていますし、場合によってはハラスメントといわれる時代ですよね。
まず紹介したのは、「ファックスを知らない世代の新入社員に、(ファックスは)電話回線を使って、書類などをダイレクトに届けることができる」と説明したリスナーからのエピソード。
新入社員は「初任給から3万円を親に送る」といい、ファックスで送ろうとしたのだとか。このエピソードに、リスナーは「自分の説明不足なのか、ジェネレーションギャップなのか」と困惑したといいます。
ちなみにマリンも、ファックスがなんという言葉の省略かは知らない世代でした(正解は「ファクシミリ」)。
恋愛については、マッチングアプリの話題に。
「周りにいる20代の人の多くが、マッチングアプリで恋人を見つけた」というリスナー。いまは、職場恋愛などはしないのだろうかと感じるとともに、多くの若者がマッチングアプリを使っているということに驚いたそうです。
ちなみにリスナーは、「夫とはコンパで出会った」とのこと。もしかすると、リスナーのさらに上の世代は、「コンパで出会うなんて」と驚いていたのかもしれません。
あるリスナーが、若い同僚に「銀行の窓口は相変わらず混みますよね」と何気なく話したところ、同僚は「銀行の店舗を利用されるんですか?」と真顔で尋ねてきたそうです。
口座開設から入出金まで、銀行の用事はすべてネットで済ませられる時代。同僚は「実店舗には1度も入ったことがない」といいます。
サマンサも、「昔は記帳などで店舗、ATMに行く用事があったが、いまはあまり行かない」とコメント。一方のマリンはいまも現金派だそうで、「電車も毎回切符を買っている」と明かしました。

トイレ事情においても、ジェネレーションギャップがあるのでしょうか。
「職場には和式トイレしかなかった」という男性によると、「30代の後輩は毎回、近所のコンビニや量販店などの職場以外のトイレに行っていた」そう。よくよく聞いてみると、和式を使ったことがないことが判明したそうです。
たしかに、和式トイレの数は減ってきていますが、逆に「シャワートイレを使ったことがない」という世代もいるのではないでしょうか。
そのほか、日本の昔からの作法・ルールにまつわるエピソード、「若者とカラオケに行くとイントロや間奏をカットされる」などのメールが届いていました。
そういえば、筆者の世代は昔、「新人類」などと呼ばれていました。
※ラジオ関西「Clip木曜日」2025年11月6日放送回より






