れんげですくったスープの表面には赤い辣油の粒がぽつぽつと浮かび、見た目にも辛さが増したのがわかります。

私はわりと辛いものが好きなので、じつは、最初にプラス20円で麻辣オイルを倍量でオーダーしていたのですが、思ったよりも辛く、結局半分ほどしか使えませんでした。通常の量で充分でした。
そして特徴的なのが、半透明で平たい麺状の「じゃがいも春雨」です。もちもちとした独特の弾力。この食感がとにかく楽しくて、次から次へと箸が進みます。

薄切りの牛肉は麻辣スープがよく絡んで、肉のうまみとスープのコクが一体となった味わいです。

白菜もスープをたっぷり吸い込んでいて、かむとじゅわっとスープがあふれだします。胡麻のコクとスパイスの香り、花椒のしびれが一体となって、ごはんが進む味わいです。
途中、食べるのに夢中になりすぎて、オレンジ色の麻辣スープを服に飛ばしてしまいました。「紙エプロンをもらっておいてよかった!」と心から思った瞬間でした。
食べ進めるうちに、スープが煮詰まって味が濃くなっていきます。最初はまろやかだった味わいも、後半は花椒と唐辛子の刺激が際立ってきて、さらに本格的な辛さに。じんわり汗がにじんできました。
すき家の鍋といえば「牛すき鍋」が冬の定番ですが、辛いもの好きにはこの「牛・胡麻麻辣湯鍋」という選択肢ができました。平たいじゃがいも春雨の独特な食感と、濃厚な胡麻ベースの麻辣スープの組み合わせが印象的でした。
テイクアウトも可能で、自宅でゆっくり楽しむのもよし、店内でぐつぐつ煮込みながら熱々を楽しむのもよし。寒い日に体を温めたいとき、ちょっと刺激的な味を求めているときにぴったりの一品でした。
(文=minto)





