2025年、プロ野球・セントラルリーグで優勝した阪神タイガースに兵庫県から「スポーツ賞特別賞」が贈られ、11月25日に兵庫県庁で開かれた贈呈式に粟井一夫球団社長、中野拓夢選手会長が出席した。
阪神タイガースの同賞受賞は3回目。

斎藤元彦知事から祝福とねぎらいの言葉を掛けられた中野選手は、「球団創設90周年の今年、リーグ優勝を絶対に成し遂げたかった。個人としても、昨年は不振だった悔しさもあり、やり返したかった。これからも子どもたちに夢を与えるチームでありたい。そのためには連覇しかない」と決意を述べた。


中野選手の背番号「51」は今シース限り。来シーズンから背番号「7」を付けるため、この日が“見納め”。
また選手会長の座を村上頌樹投手に譲る。


粟井社長は、「阪神タイガースは兵庫の球団。90年の節目に阪神・淡路大震災30年ということもあり、チームが勝ちつづけることで皆さんを元気づけることを目標にしてきた。来シーズンは球団初の2連覇を必ず成し遂げたい」と誓った。

斎藤知事は、「阪神・淡路大震災から30年の節目で、セリーグ史上最速優勝と、圧倒的な強さで明るい話題を届けていただき感謝している。阪神タイガースとはかねてから県と連携し、子どもたちへの野球教室などを積極的に行っている。今、都市部であっても子どもたちの野球チームの編成が難しく、キャッチボールやトスバッティングする機会がなくなりつつある。野球の素晴らしさを次世代へ引き継ぐためにも、被災地・兵庫に夢を与えるためにも、ぜひ連覇していただきたい」と話した。





