博物館周辺では、11月30日に『丹波竜フェスタ』を開催する。国内外の古生物研究者らによる講演会や、化石発掘体験、丹波食材を使ったグルメなどを楽しめる。化石が発掘された日本各地の自治体と連携した『にっぽん恐竜協議会』のブースもあり、特産品などの販売も予定されている。
丹波市でも、他の地方と同様に人口減少の課題を抱える。林市長は「進学で市外に出ても、帰って来られるまちづくりをしたい」とした上で、就農支援にも力を入れていると紹介。「(最先端の有機農業と農業経営を学べる)“農(みのり)の学校”という取り組みを続けていて、全国から学びに来ている。指導している地元の農家と卒業生とのつながりもあり、就農後も教わりながら頑張ってくれている」と胸を張った。
林市長は、山を駆け抜けるスポーツ・トレイルランニングにも注目しているという。100マイル超(約170キロ)を走る『TAMBA100アドベンチャートレイル』の大会が市内で毎年行われていて、「三日三晩、寝ないで走る過酷な競技。丹波市は(面積の)80パーセントが山で、トレイルランにはうってつけの地域」と、新しいスポーツでの地域活性化に意欲を示した。
最後に林市長は「コスモスが咲き、紅葉が綺麗な季節。丹波市で古き良き日本(の風景)を味わってもらいたい」と、来訪を呼びかけ、しめくくった。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年11月19日放送回より



