ラジオ関西『Clip』水曜日では中四国地方(=岡山・広島・島根・鳥取・山口・愛媛・高知・香川・徳島)の魅力に迫るコーナー「トコトン中四国!」を放送中。最終回となる第9回目は山口県にフォーカスし、山口県大阪事務所の三輪さんに話を聞きました。(※番組パーソナリティー:ワタナベフラワー)
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吉田松陰・高杉晋作・木戸孝允・伊藤博文など、歴史に名を残す人物を数々排出する山口県。昨年、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」に山口市が選出されたのだとか。ギターのイクローが「海外から注目されている点」を問うと、三輪さんは「落ち着いた雰囲気の観光地が色々あって、その点が評価を得ているようです」と回答。ボーカルのクマガイタツロウは「ロケで昔行ったなぁ、周南市でライブやったこともあるし」と振り返った。

“冬の推し観光”として三輪さんが挙げたのは「秋芳洞の未公開エリアケイビングツアー」。地上から地下約100mに位置する国内最大級の鍾乳洞・秋芳洞は、気象条件の影響を受けにくく内部は冬でも約17度とあたたかいのだそう。今年から、未公開エリアも探検することができるのだとか。「未舗装の洞窟をライトの明かりを頼りに進みます。青く光る地底湖は一生の思い出になりますよ」と話しました。

三輪さんが教えてくれた“冬の推し味覚”はふたつ。まずは山口県と言えばの「フグ」。取扱量全国1位を記録する同県では「ふく」と呼ぶこともあるのだとか。とくに12~2月は栄養を蓄え、最もおいしくなるそう。「餌に酒粕を混ぜて養殖したトラフグを『ほろ酔いトラフグ酔虎(すいこ)』として、県内の飲食店・ホテルで販売しています。酒粕を食べたフグは通常のものより甘み・うま味成分が増します」と三輪さん。
ふたつめは「蒲鉾(かまぼこ)」。山口県北部の仙崎・萩地域で生産されているものには、蒲鉾の材料では最高級品といわれる“エソ”という魚を主原料にしているものが多いとか。エソは秋から冬にかけて脂がのってうま味が増すのだそう。一般的な蒲鉾は蒸し焼きで仕上げられていますが、同エリアでは遠火でじっくり長時間焼き上げる「焼き抜き製法」で作られており、独特のプリプリ食感を楽しむことができるといいます。


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山口県では2026年10~12月に「山口デスティネーションキャンペーン(DC)」を開催予定。“「万福の旅」おいでませ ふくの国、山口”をキャッチコピーに、観光コンテンツや企画を展開するのだとか。現在はプレキャンペーンとして「錦帯橋の補修工事に長年携わっているスタッフとめぐるツアー」などを実施中とのこと。ベースのムサは「山口県ならではのおもてなしですね」とコメントした。
〈神戸から山口県へのアクセス方法〉
●新幹線/新神戸駅で乗車、新山口駅下車(のぞみで1時間40分)
●自家用車/高速道路を利用(4時間半~5時間半)
(文=長塚花佳)
※ラジオ関西『Clip水曜日』11月26日放送回より






