斎藤・兵庫県知事、情報漏えいめぐる給与カット案を修正、再提出「管理責任」明記、県議会で採決へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

斎藤・兵庫県知事、情報漏えいめぐる給与カット案を修正、再提出「管理責任」明記、県議会で採決へ

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 兵庫県議会・第373定例会(12月議会)が2日、開会した。

県議会が開かれている兵庫県公館(神戸市中央区)

 斎藤元彦知事の疑惑を告発した人物のプライベート情報が漏えいした問題をめぐり、6月議会で県が提出し、9月議会まで継続審議になっていた、斎藤知事と服部洋平副知事の給与を減額する議案を修正し、再提出した。

給与カット案は継続審議に 自民党、維新の会、公明党が県に修正案の再提出を要求、斎藤知事が自らの管理責任を明記した修正案を提出
SNSなどインターネットでの誹謗中傷や差別による人権侵害の防止に関する条例案、瀬戸内海の養殖マガキなど43件を提出

 修正案は、▼県が情報漏えいに対する斎藤知事の管理責任を明記 ▼期間は2026年1~3月として、斎藤知事の給与の減額幅を現行の30%から20%引き上げ、50%とする案は変えない。

 県が設置した第三者委員会は報告書(2025年5月公表)で、元総務部長が県議3人に情報を漏えいしたと認定。斎藤知事らが指示した可能性を指摘したが、本人は関与を否定している。

斎藤知事「組織の長として管理責任を果たす」「再提出は“技術的修正”」と述べた〈2025年12月2日午前 神戸市中央区・兵庫県公館〉

 斎藤知事は本会議終了後、「組織の長の管理責任を果たさせていただく趣旨だ」と述べ、「再提出した修正案は、内容は変わっていない。技術的な修正だ」という認識も示した。この修正案には主要会派も賛成する方向で、12日の最終日に採決される見込み。

 なお、斎藤知事らは地方公務員法(守秘義務)違反罪で8月に刑事告発され、神戸地検による捜査が続いている。

LINEで送る

関連記事