“ミュージックベル”のXmas…兵庫・西脇「ティンカーベル」、大阪富国生命ビルでコンサート

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 兵庫県西脇市を拠点に活動するミュージックベルとトーンチャイムの演奏グループ「ティンカーベル」が12月9日、大阪富国生命ビル(大阪市北区)地下アトリウム「フコク生命(いのち)の森」のミニコンサートに登場した。

「ティンカーベル」心温まるミュージックベルとトーンチャイムの音色…オフィス街の雑踏に静寂が訪れる〈2025年12月9日 大阪市北区・大阪富国生命ビル〉

 大阪富国生命ビルは回遊性の高い大阪・梅田地下街の中心部の待ち合わせや憩いのスポットとして知られる。
 アトリウムや外観などのデザインは、フランス国立図書館なども手掛けた建築家、ドミニク・ペローが担当し、2010(平成22)年12月9日にグランドオープンした。
 コンサートは同ビルの15周年アニバーサリーイベントの一環で開催された。

 前日(12月8日夜)に起きた青森・八戸市の大地震をはじめ、数々の災害からの復興、世界で起きる紛争の解決を願う“平和の優しい音色”に、訪れた多くの人が耳を澄ませた。

 ティンカーベルは1996年西脇市で結成。ミュージックベルとトーンチャイムの2つ楽器を使い「癒しのベル演奏で心通わすコンサート」をモットーに全国各地で演奏活動を続け、来年(2026年)には30周年を迎える。

 コンサートでは「そりすべり」などのクリスマスソングや、「戦場のメリークリスマス(坂本龍一)」、「素敵なホリデイ(竹内まりや)」といったポピュラー曲を披露すると、ふだんはあわただしい大阪・梅田のオフィス街に、ミュージックベルとトーンチャイムの澄んだ音が響いた。

大阪富国生命ビルでは京都芸術大学の学生による立体作品「支えあい」を展示している(12月25日まで)。一本一本の木材が重なり合い、静かに呼吸するように立ち上がる木組み構造。
作品の構造の中心には「ハート」。支え合いの中で生まれる温かさや想いを象徴し、「人と人、人と樹が出会い、心が触れ合う」ことを表現
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