「シルバーシート」という名前になったのは、国鉄が同座席を導入する際、ほかの席と区別するために座席に銀色の生地を使用したことが理由。この生地は東海道新幹線の初代車両である“0系”のもので、たまたま余っていた新幹線用の生地を使ったことからこの名前が生まれた。
導入当初はお年寄りのみを対象としていたものの、1990年代に入ると、「体に障がいを持つ人や妊婦のほか、ケガをした人などが優先的に座れるようにしよう」という流れになり、各社は名称を「優先席」に改めていった。

サマンサは、「いまじゃ、『シルバー人材派遣』という言葉もあるよね」とコメントし、「シルバー」という表現が長きにわたって使われていることに驚いていた。続けて、「優先席のマスコットキャラに『汁バァ』はどうか」と提案し、マリンは「こういうところにもプロデューサー気質がある」と笑っていた。
(文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年12月11日放送回より





