いつの時代も人々を夢中に…『特撮ヒーロー』たちの歴史を振り返る

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 ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)で、「昭和のヒーロー」についてトークを繰り広げました。

 ヒーローにもさまざまな分野がありますよね。昭和の子どもが好きだった“ヒーロー”といえば、「巨人」「大鵬」「卵焼き」があります。

 プロ野球チーム・読売ジャイアンツ(通称:巨人)には、長嶋茂雄氏、王貞治氏などのスター選手がおり、彼らは野球好きな人にとってヒーローです。ちなみに巨人は、1965(昭和40)年から1973(昭和48)年にかけてV9を達成する強さを誇りました。

 元大相撲力士の大鵬氏は第48代横綱で、“昭和の大横綱”と呼ばれていました。

 そのほかにも、スポーツ界には多くのヒーローがいました。

 さて、テレビの普及によってさまざまな番組・作品が作られましたが、なかでも、特撮ヒーローは子どもたちの心をしっかりとつかんでいました。

 1958年に放送された『月光仮面』は、ヒーローものの元祖といえるかもしれません。その後、アニメ化・実写映画化されるほどに大人気のヒーローでした。主題歌の『月光仮面は誰でしょう』は、年齢を問わずご存じの方が多いのではないでしょうか。

 1960年代に入ると、『鉄人28号』『怪傑ハリマオ』などが登場。

 1963年にはアニメ『鉄腕アトム』が放送されましたが、じつは、これより前の1959年に実写版があったそうです。

特撮ヒーロー(イメージ)

 1966年には、ウルトラシリーズの第1作『ウルトラQ』と『ウルトラマン』がはじまります。同シリーズは、いつの時代も子どもたちのヒーローですよね。

 ちなみに、特撮ものではありませんが、『サザエさん』がはじまったのも1969年のことでした。

 1970年代に入ると、仮面ライダーシリーズもスタート。 ご存じの方も多いと思いますが、仮面ライダー(1号)は、悪の秘密結社ショッカーに改造された改造人間・本郷猛。脳が改造される前に脱出し、ショッカーと戦うことを決意したというストーリーです。

 ほかに、『人造人間キカイダー』やアニメ『デビルマン』にも似たような生い立ちのエピソードがあったことから、昭和のヒーローは悲哀も背負っていることが多いということがわかりますね。

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