ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。「トホホなクリスマス」というテーマでメールを募集したところ、さまざまなエピソードが寄せられた。
大学生のころにケーキ屋でバイトをしていたというリスナーからのメールが寄せられた。クリスマスケーキの売り上げノルマをこなし、店長からごほうびのホールケーキをもらったため、急きょ彼女の家に向かったというリスナー。
持っていた合鍵で部屋の中に入ったところ、彼女が知らない男と過ごしていたそう。不思議と冷静になったリスナーは、男の個人情報と現場の証拠動画を撮り、合鍵を置いてその場をあとに。しかし、帰り道には泣けてきたようで、「彼女が好きだったB'zの『いつかのメリークリスマス』を聴くたびに、この出来事を思い出してしまう」とつづられていた。
サマンサとマリンは、「なんで合鍵を渡しているのにも関わらず、そんなあほなことをしたのか」「じつは、弟とか親戚だったらよかったのに」と口々に言っていた。

1月3日生まれのリスナーは、子どものころには毎年のようにトホホなクリスマスを過ごしていたそう。なんでも、「クリスマスのついでに誕生日を祝われ、プレゼントは1つしかもらえなかった」のだとか。2月生まれの姉はクリスマスにプレゼントをもらったうえで、誕生日にもプレゼントをもらっていたため、「毎年もやもやした気分でクリスマスを過ごしていた」という。
このメールに対して、12月22日生まれのマリンは「すごくわかる!」と反応。マリンの家はあまりクリスマスという文化がなく、誕生日もクリスマスもまとめて一緒にケーキを食べていたという。
さらに、小学生のころのクリスマスを振り返ったマリン。におい付き消しゴムとチャームがついている鉛筆をサンタに頼んだはずが、朝起きて枕元に置かれていたプレゼントは電子辞書だった。
サマンサは「すごいやん!」とリアクションをしたが、マリンは「いやいやいや」と否定していた。
「学生時代に、クリスマスを一緒に過ごす予定だった人と大ゲンカしてしまい約束がなくなった」というリスナーもいた。同級生の吹奏楽部員からクリスマスコンサートのチラシをもらい、「コンサートに来ればクリスマスぼっちを回避できます!」と書かれていたため鑑賞に行ったそうで、メールの最後には「ちょっと悲しい思い出です」とつづられていた。
メッセージに触れたマリンは、「ぼっちだから悲しいというわけではない」「外に出なければカップルを目の当たりにすることもない」とポジティブな反応をしていた。
(文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年12月25日放送回より





