ヴィッセル神戸 仙台で主軸担ったMFが帰還 元W杯戦士が電撃加入【2025年、年の瀬の動き】

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は、2025年最後の1週間も、来るべき新シーズンに向けての動きを活発に行っていました。12月25日から30日にかけては、元W杯戦士の加入や、J2で主力として活躍したマルチローラーのクリムゾンレッドへの帰還などが発表されています。

 まずは25日、MF郷家友太選手(26)が、ベガルタ仙台より完全移籍加入することが決まりました。ヴィッセルでプロデビューし、2022年までプレー後、2023年からはベガルタ仙台へ完全移籍。郷里のチームを牽引し、今年はチームキャプテンもつとめるなど絶対的な選手として活躍したチャンスメーカーは、再びクリムゾンレッドのユニフォームに袖を通します。

郷家友太選手 ※2022年に撮影(写真:ラジオ関西)

 郷家選手は、「ヴィッセル神戸に関わる全ての皆さん、お久しぶりです。もう一度、クリムゾンレッドのユニフォームを身に纏えることやノエビアスタジアム神戸で闘えることを嬉しく思います。3年前より大きくなった姿をお見せできるように、このチームのために闘い、1つでも多くの勝利とゴールを届けられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と意気込みを述べています。

 27日には、元日本代表MF乾貴士選手(37)が清水エスパルスより完全移籍で加入することが発表されました。野洲高校時代から脚光を浴びていたドリブラーは、横浜F・マリノスでプロ入り後、セレッソ大阪でブレイク。その後は海外にわたり、ドイツやスペインで長らく活躍。2021年夏にセレッソへ復帰後、翌22年夏からは清水でプレーしていました。また、日本代表では国際Aマッチ36試合出場6得点という実績を持ち、大迫勇也選手や武藤嘉紀選手、酒井高徳選手らとともに出場した2018FIFAワールドカップロシア大会では、ゴールを決めるなど日本のベスト16入りに大きく貢献しました。

 乾選手はクラブを通じてコメントを発表。「ヴィッセル神戸の一員として戦えることを、本当に嬉しく思います。今回の加入にあたり、僕の力が必要だと話をいただいたヴィッセル神戸の皆さまの期待と気持ちに応えるためにも、一つでも多くのタイトルをヴィッセル神戸にもたらすことが、僕の使命だと思っています」と、気合いを込めます。

 また、「エスパルス退団が決定した際、最終戦でも多くのファン・サポーターの皆さんから『どこにいても応援する』と言っていただけたこと、たくさんのサッカー少年・少女が一緒に泣いてくれたこと、『サッカーを続けてほしい』と言ってくれたことが、本当に大きな支えとなりました。そんな子どもたちに、また僕のプレーを観てもらえることを本当に嬉しく思いますし、ヴィッセル神戸で結果を出し、ヴィッセル神戸の熱いファン・サポーターの皆さまに応援していただけるよう、チームに貢献していきたいと思っています。応援よろしくお願いします」と、ヴィッセルでの活躍を誓っていました。

 そして、年末には、期限付き移籍していたDF山田海斗選手(タコマ・ディファイアンス/アメリカ)、FW橋本陸斗選手(ロアッソ熊本 ※育成型期限付き移籍)のヴィッセル復帰も発表されました。

 山田選手は「アメリカでのプレーを通じて得た成長を、来シーズンから存分に発揮できればと考えております。自分の強みを活かし、このチームの一員としてタイトル獲得に貢献できるよう、日々努力を重ねてまいります。応援よろしくお願いします」、橋本選手は「再びヴィッセル神戸の一員としてプレーできることに感謝し、日々のトレーニングに全力で取りくみ、チームの勝利に貢献できるよう努力していきます」と述べています。

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