サッカー・J1のヴィッセル神戸は4日、MF齊藤未月選手(26)が京都サンガF.C.へ完全移籍することに決まったと発表しました。

育成年代から常に注目を浴び、地元の湘南ベルマーレで台頭。ロシアやガンバ大阪でのプレーを経て、2023年にヴィッセルの一員となった齊藤選手。持ち前の豊富な運動量、ボール奪取能力の高さなどをいかして、すぐにチームの主軸となりましたが、夏場に試合中の接触プレーで全治約1年の大ケガを負う事態に。それでも、彼の前半戦での活躍が、ヴィッセルのJ1初制覇につながりました。
その後、齊藤選手のリハビリでの奮闘や、三木谷浩史会長をはじめとするクラブの全面的なバックアップなどもあり、2024年夏にチーム練習に合流。昨年・2025年シーズン初めのFUJI FILM SUPER CUPで539日ぶりの公式戦復帰を果たしました。
ただし、同年はヴィッセルで出番に恵まれず、7月に京都へ期限付き移籍。湘南ベルマーレ時代の恩師である曺貴裁監督のもとでコンディションを上げていくと、終盤戦のJ1リーグ戦3試合に出場するなど、復調の兆しを見せていました。
このたび、京都への完全移籍を決断した齊藤選手。ヴィッセルを通じて発表したコメントでは、ヴィッセル加入時の高揚感や、「自分の人生を一変させる出来事」という大ケガのときの苦悩などを回顧。
それでも、「スタジアムや神戸の街で皆さんに会えば笑顔で心強く希望に満ちた声援をくれて、関わってくれた多くの方のおかげで前を向き続けることができました」「人として、サッカー選手として、一人では乗り越えられないことも、想いが強ければ乗り越えられる。その大切なことを、神戸で学ばせてもらいました」と、神戸で過ごした時間は貴重なものとなったようです。
今回の移籍については、「熱量高く、感情を前面に出し、自分のプレーでサポーターを感動させ、心を動かしたい」「無我夢中でサッカーをする。闘争心を剥き出しに、ボールを追いかけ、勝ちに飢え続ける。そんな選手であり続けたい」という齊藤選手らしい強い思いが、京都でのプレーを選択した理由だとコメント。
最後に、チームメイトやスタッフ、サポーターら、ヴィッセルに関わる人たちに向けては「『感謝』という一言では表しきれない想いがあります。だからこそ、自分のプレーで、必死に、泥臭く闘い、感動を届けます。最高の時間を、本当にありがとうございました」と、語っていました。
なお、京都のクラブを通じては、「チームに合流してからの約半年間、日々チームメイトと切磋琢磨しながら、練習・試合のすべてに全力で取り組んできました。このチームで、もう一度最高の景色を見るために、覚悟を持って挑み続けます。中途半端な努力や想いでは、何も残せないことを強く感じています。最高のシーズンにするために、姿勢やプレーの細部にまでこだわり、前を向いて進み続けます」と意気込みを述べています。
ヴィッセルは、新年に入り、MF安達秀都選手(21)のザスパ群馬への育成型期限付き移籍の延長と、カターレ富山へ育成型期限付き移籍していたMF浦十藏選手(21)のチームへの復帰を発表済み。また、昨年末に契約満了となっていたDF小池裕太選手(29)の新天地が栃木シティに決まったこともあわせて明らかにしています。
※追記(2026/1/4 16:23)
ヴィッセルは4日午後、DFンドカ・ボニフェイス選手(29、横浜FC→)の完全移籍加入と、GK高山汐生選手(24、FC琉球→)の期限付き移籍からの復帰を発表しています。






