建設業界で進む人手不足 神戸の工務店社長が語る現状と建物づくりの魅力

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 建設業の就業者数は1997年をピークに減少しており、近年、業界全体で人手不足が深刻化している。神戸も例外ではなく、現場では若手の担い手不足が課題となっている。地元に根付く工務店の代表に、実情を聞いた。

 神戸市兵庫区で総合建設業を営むフナビキ工務店は、不動産開発会社からの依頼を受け、マンションの新築工事などを手掛けている。代表取締役社長の舟引大資さんは、「みんなで力を合わせて建物をつくる」という考えを大切にしながら、現場を率いてきた。

株式会社フナビキ工務店、代表取締役社長の舟引大資さん
フナビキ工務店の代表取締役社長・舟引大資さん

 同社では、設計図の段階から完成までを見通せる人材の育成に取り組んでいるが、深刻なのは業界に若手がなかなか入ってこない現状だ。「実際に業界に入ってくる若手が少なく、ウチが担っているような施工管理職、現場のマネジメントをする人材も減少しているような状態です」と舟引さんは話す。

 建設現場では、多くの専門業種が工程ごとに関わるため、工程管理や品質管理、安全対策などを担う施工管理職の役割が欠かせない。一方で、こうした現場をまとめる担い手の不足は、業界全体の課題となっている。

 舟引さんは、建設業の仕事について「完成した建物が長く街に残る点に大きな魅力がある」と話す。「地域のシンボルになるような建物もあり、地図に名前が残る。長期にわたって自分たちが関わったものがこの世に存在し続ける仕事は、やりがいのあるもの。非常に“かっこいい”要素がある」と胸を張る。

 人手不足という課題を抱えながらも、地域の暮らしを支える建設業。舟引さんは、次の担い手に仕事の魅力を伝えつつ、「これからも神戸のまちづくりに関わっていきたい」と前を見据えた。

株式会社フナビキ工務店、代表取締役社長の舟引大資さん(写真右)、ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
フナビキ工務店の代表取締役社長・舟引大資さん(写真右)と、ラジオ関西パーソナリティーの三上公也氏

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より


フナビキ工務店 HP


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